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全地で宣べ伝えて教える2009 エホバの証人の年鑑
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ネパール
16歳のプルナマヤは,ネパールの小さな町に住んでいます。叔父さんから証言を受け,研究を始めました。集会に行くにはバスで2時間半かかりますが,毎週1回,欠かさずに出席しています。それはプルナマヤにとって大変なことです。両親が二人ともハンセン病で,家族はとても貧しい暮らしをしています。プルナマヤは炊事・洗濯などの家事をこなし,学校に通っています。そのうえ,朝早くに石を砕いて砂利を作り,家計を助けています。集会に行くためのバス代は大人の1日分の賃金とほぼ同じです。近くの教会に行ったらどうだ,と親から言われることもあります。でもプルナマヤは,エホバのことを学べるのは王国会館だけだと知っているので,できる限りの努力を払って集会に出席しています。最近,そのために腕時計を売りました。おばあさんからもらった時計です。プルナマヤは,集会で活発に注解しており,学んだことを近所の人に伝えています。プルナマヤを知っている人たちは皆,とても励まされています。
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全地で宣べ伝えて教える2009 エホバの証人の年鑑
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[53ページの図版]
プルナマヤは砂利を作って家計を助けている
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