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飾り物,飾り聖書に対する洞察,第1巻
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使徒パウロは,クリスチャンが腐敗することのない教え,まじめさ,健全な話,および生活の仕方全般における正しい行状といった立派な業によって神の教えを飾り,それを他の人々にとって魅力的なものにすることができると指摘しています。(テト 2:10)このような霊的な仕方で,キリストの花嫁であるクリスチャン会衆は最終的には完全な美しさで身を装い,花婿であるイエス・キリストの前に出るのです。同様に,その花嫁は啓示 21章2節で,「自分の夫のために飾った花嫁のように支度を整えた」と描写されています。その霊的な美しさは,大いなるバビロンのそれとは全く対照的です。大いなるバビロンは彼女の売春行為の報酬である物質的な物で身を飾っていると述べられています。―啓 18:16。「飾り」; 「化粧品」; 「服装」; 「宝石」を参照。
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飾り聖書に対する洞察,第1巻
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この後者の光景は,真珠の門と宝石のような土台を持ち,「自分の夫のために飾った花嫁」として整えられた新しいエルサレムの描写に幾分似ています。(啓 21:2,9-21)ここでも,飾りや装飾品が,霊的な特質および神の是認と恵みから来る数々の祝福と関連していることは明らかです。
対照的に,地の王たちと淫行を犯している象徴的な女,大いなるバビロンは,女王の衣装と飾りで身を装い,恥知らずのおごりのうちに暮らしますが,その豪華で美しい装飾品をすべてはぎ取られ,裸にされて滅ぼされることになっています。その美しさは偽りであり,彼女は『自分に栄光を帰する』のです。したがって,その飾りは神の祝福と恵みではなく,むしろその偽りの見せかけと,娼婦のようなその生き方が権力と富という形で彼女にもたらす益を表わしています。―啓 17:3-5,16; 18:7-20。
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