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クリスチャンは新年を祝いますか目ざめよ! 1986 | 12月22日
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ウイリアム・M・オールド著「クリスマス伝承」の中には,「ユリウス・カエサル[西暦前46年]の時代から1月1日は暦年の初めとされ,祝祭の時期となっていた」と記されており,オールドはさらに,「少なくとも三日間にわたる祝宴と陽気な行事が広く行き渡っていた」ことを明らかにしています。
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クリスチャンは新年を祝いますか目ざめよ! 1986 | 12月22日
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「現在知られている,新年の祭りに関する最古の記述は古代メソポタミアに見られる」と,セオドア・ガスターは自著「新年 ― その歴史・習慣・迷信」の中で答えを与えています。新年の祭りを描いた粘土板には,「西暦前第2千年期の遠い昔から,バビロンでは式典が催されていた」と記されています。
バビロンの一年は,3月の春分のころに始まりました。祝いは11日間続き,バビロンの守護神マルドゥクの崇拝を中心に行なわれました。仮面劇や豊穰の儀式のような,バビロンの新年の祭りの名残は,今でも世界中の新年の祝いに認められます。米国フィラデルフィア市の元日の仮装行列や,秋田市で1月17日に行なわれる豊穰と多産を願う梵天祭は,そうした名残のほんの二つの例にすぎません。
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