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ノルウェー2012 エホバの証人の年鑑
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後には,関心を示した人たちを訪問し,やがてシーエンに少なくとも10人の聖書研究者から成る活発な会衆ができました。
クヌートはシーエンに小さな会衆ができたことを親族から聞き,1904年にノルウェーを再び訪れ,インゲブレを探します。街頭でクヌートは,ある男性を呼び止め,「この近くに住むインゲブレ・アンデルセンという人をご存じですか」と尋ねました。すると男性は,「はい。わたしがインゲブレです」と答えました。大喜びしたクヌートは,道の真ん中でスーツケースを開け,持ってきた書籍を見せました。もちろんインゲブレも,クヌートに会えたことを,またたくさんの書籍を持ってきてくれたことを喜びました。
クヌートはノルウェーに住む信仰の仲間に,組織のことや宣べ伝える業について熱心に話しました。クヌートはシーエン会衆に前進するための大きな励ましを与え,そのころカナダに住んでいた家族のもとに戻りました。
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ノルウェー2012 エホバの証人の年鑑
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[92ページの図版]
1911年のシーエン会衆。インゲブレ・アンデルセンと妻のベルテもいる
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