ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目88 10/8 29–30ページ
  • 世界展望

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 世界展望
  • 目ざめよ! 1988
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 絶対とはいえないエイズ検査
  • ネコに代わるヘビ
  • 輸血に関するアドバイス
  • 死を招くコンピューター
  • 増え続けるインドの人口
  • 5か月間漂流する
  • 第二次世界大戦によるもう一つの惨事
  • アリが作る殺虫剤
  • 法王の37回目の旅行
  • 医者にかからず,薬で治療する
  • 危険にさらされているのはだれか
    目ざめよ! 1986
  • エイズに感染しないようにする方法
    目ざめよ! 1988
  • 「輸血医療における法的諸問題」
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1986
  • 命を救うか,命取りになるか
    目ざめよ! 1990
もっと見る
目ざめよ! 1988
目88 10/8 29–30ページ

世界展望

絶対とはいえないエイズ検査

研究者たちは,エイズウイルスに反応して体内にできる抗体を検出する標準的な検査方法では,ウイルス保有者を見逃す恐れがあることを発見した。「その発見で人々が不安を感じるのは,エイズに感染する危険性の高い一部の人々が,一般に行なわれている検査では感染していないと宣言されても,実際にはウイルスを保有していて感染源になる恐れのあることを示唆しているからだ」と,ニューヨーク・タイムズ紙は述べている。「その発見は,輸血用貯蔵血液の保護を目的としたスクリーニング処置を汚染血液が通過する場合があることをも意味している」。科学者たちは,エイズウイルスが大食細胞 ― 人体免疫機構の清掃細胞 ― の中に隠れたり,通常は抗体を生み出す引き金となるT-4細胞の中にさえ潜伏したりできることを突き止めた。これは,エイズウイルスに感染した人々の中に,1年以上経過するまで抗体ができない人がいる理由の説明となるかもしれない。研究者たちは直ちに,新しい検査方法を考案する仕事に着手した。

一方,AP通信によると,米国のコーネル医科大学のある助教授は,「国内の貯蔵血液は一般の人々が信じさせられているよりもはるかに汚染されている」と主張し,「輸血の10回に1回は,肝炎やエイズを含め何らかの病気の感染を引き起こすだろう」と言明した。AP通信はまた,ジョーゼフ・フェルドシュー博士がある医療会議の席上で,「一般の人々は,特に輸血でエイズにかかる危険について考え違いをしている」と語ったことを指摘している。事実,ジョージア州アトランタにある連邦疾病対策センターは,4万単位の血液のうち1単位に,検出されないエイズウイルスが含まれている可能性があると推定しているが,同博士は,「輸血でエイズにかかる可能性は25万回から100万回に1回であるという,明らかに正しくない推定が一般の人々に情報として提供されてきた」と述べた。フェルドシュー博士は,様々な研究に言及し,抗体が現われなくても,3,600単位の血液のうち約1単位にエイズウイルスが含まれている恐れがあると結論した。

ネコに代わるヘビ

クレタ島のある山岳地帯に住む人々は家でヘビを飼っている。なぜだろうか。ネズミを追い払うためにネコを飼う人がいるのと同じ理由である。「ほとんどの種類のヘビが,田舎に住む人々に計り知れない益をもたらす」と,ギリシャのアテネの新聞「エスノス」は述べている。「ヘビは作物をげっ歯動物から守り,有害な動物を食べ,昆虫を駆除する」。同紙はその習慣を「実に奇妙な現象」と呼んでいる。

輸血に関するアドバイス

輸血は「最小限にとどめる」べきである,と米国立衛生研究所の研究班は忠告している。また同研究班は,外科的処置の向上を考慮して,「従来のような血の使用法は見直すべきだ」と勧告した。政府によるこの警告は,輸血でエイズにかかる可能性に基づいて出された初めての警告だった。輸血には「データが示しているように感染や免疫変化の危険性」がある,と研究班長のタイボー・グリーンウォールトは述べた。輸血からエイズに感染する可能性は少ないと研究班はみなしているが,報告書は,「さらにスクリーニング検査が行なわれるようになっても,近い将来に危険性が目に見えて減少するようなことはないだろう」と警告している。

死を招くコンピューター

ロンドン・タイムズ紙が伝えるところによると,「政府の科学者たちは,向こう4年間に,欠陥のあるマイクロチップによって重大な事故が起こるのは“必至”と考えている」。なぜだろうか。最近の調査から,欠陥のあるマイクロチップが軍事設備に高い割合で使われていることが明らかになった。コンピューターの専門家たちは,発電所や航空機や一部の自動車など,民間で使われているマイクロプロセッサーに同様の欠陥が見つかることを懸念している。同紙によれば,英国の科学者たちは,災いを回避するために,「設計ミスのないことを数学的に証明できるマイクロプロセッサーを初めて」開発したと言っている。

増え続けるインドの人口

「インドの人口が8億を超え,政府の高官たちは国民の出生率を大きく低下させ得なかったことに不安を表明している」と,ニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。8年足らずで人口が1億2,000万人以上増えたインドは,11億人が住む,世界で最も人口の多い中国にやがて追いつくかもしれない。この増加は,生活水準を向上させ,貧困を除き去ろうとする政府の努力に逆行するものだった。保健・家族計画大臣のサロジ・カルパデは,インドが「増加する人口の必要にこたえるだけの家も水も学校も保健施設もない」状態に向かっていることを警告した。

5か月間漂流する

太平洋を5か月間漂流した5人のコスタリカ人の漁師は,6月に洋上での耐久新記録を作ったようだ。彼らは八日間の漁のためにコスタリカを出帆した後,2週間続くあらしに襲われたため,無線はだめになり,長さ9㍍の舟ははるか沖合いに流され,そこで燃料切れになった。漁師たちは雨水を集め,魚やウミガメを食べて生き延びた。日本のマグロ漁船がホノルルの南東約1,100㌔の洋上で彼らを救助したが,そこは彼らが出発したところから5,800㌔ほど離れていた。そのマグロ漁船は彼らが漂流している間に見た唯一の船だった。顔は日焼けしており,手足は少し脹れていたが,彼らは驚くほど健康な状態で発見された。

第二次世界大戦によるもう一つの惨事

第二次世界大戦がもう一つの惨事を生んだ。カイロの北西約480㌔のメルサ・マトルーフ州で地雷が爆発して,一人が死亡し,他の二人が負傷した。連合軍と枢軸軍が1942年と1943年に戦いを交えたエジプト西部の砂漠地帯には,戦争の時からの地雷が幾十万個も埋まっていると言われている。

アリが作る殺虫剤

科学界は,シロアリやイナゴを駆除する新しい方法の開発に興味を抱いている。使用される殺虫剤は,Monomorium属の黒い小さなアリが作るもので,ごくわずかな量で足りる。「[えさの上に]一滴の毒をたらせば,数秒以内に死ぬ」と,フランスの日刊紙「ル・モンド」は伝えている。アリの毒を盛られた虫には,人工の殺虫剤を吹きかけられた虫とは違って,有効な免疫ができないようだ。毒はすでに合成されており,ある研究所は,アリが作るこの殺虫剤を人工的に製造する計画を立てている。

法王の37回目の旅行

ニューヨーク・タイムズ紙の記事によると,法王ヨハネ・パウロ2世の37回目の海外旅行では,変わったことばかりあったようだ。法王の話に対する拍手が最も短かったのはパラグアイだったかもしれない。大統領の「アルフレド・ストロエスネル将軍は……四,五回手をたたき」,大統領宮殿に集っていた官僚や外国の外交官たちもそれに倣った。法王の「予定された出迎えが最も簡単」だったのはウルグアイかもしれない。マリア・パウラ・ロレナという女生徒が,「全ウルグアイを代表して,わたしたちはこの花束を贈呈します」というあいさつを辛うじて述べたにすぎなかった。それからその女生徒は,手に花束を持ったまま気を失った。ボリビアでは,『法王はこれまでで最も高い場所でミサを行なった』ようだ。ラパスに近いエルアルトの祭壇は,海抜4,100㍍のところにある。そのミサには,「母なる大地」と太陽に対する信仰をカトリックの信条と混同しているインディオの一団が出席した。「法王は彼らにとってどんな意味があるのかはっきりしたことは分からない」と,彼らの司祭ホセ・イリアルテは述べた。

医者にかからず,薬で治療する

「一般のアメリカ人は,あらゆる病気に対して錠剤があり,何でも治せると考えている」と,コーネル大学医学部の教授ハービー・クライン博士は述べている。認可されているわずか725の有効成分から,約30万種類の市販の医薬品やビタミン剤が開発されてきた。宣伝に乗ったアメリカ人は,健康増進のための努力の一端として,それらの薬の購入に昨年は120億㌦(約1兆5,600億)円費やした。これは1982年以降の43%の増加に当たる。しかし,危険がないわけではない。「人間に知られている薬で全く安全な薬というものはなく,素人では判断できない」と,アメリカ医師会のジェームズ・S・トッド博士は述べている。組み合わせると危険な場合もあるので,二つ以上の薬を服用する時は,特に注意しなければならない。薬に関する情報と使用上の注意をよく読み,分からない時は専門家の意見を求めるよう勧められている。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする