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オリゲネス ― その教えは教会にどんな影響を及ぼしたかものみの塔 2001 | 7月15日
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例えば,オリゲネスは自著「原理論」(Origen de Principiis)の中で,イエスを,『誕生はしたが,始まりのない独り子』であるとし,さらにこう述べています。『その方の発生はとこしえであり,永遠である。その方をみ子たらしめるものは,命の息を授けられたことでも,外部からの行為でもなく,神ご自身の本質である』。
オリゲネスはその考えを聖書からは見いだせませんでした。聖書はエホバの独り子について,「全創造物の初子」であり「神による創造の初めである者」と教えているからです。(コロサイ 1:15。啓示 3:14)宗教史家のオーガスタス・ネアンダーによれば,オリゲネスは自分の受けた「プラトン学派の哲学教育」によって「とこしえの発生」という概念を抱くに至りました。
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オリゲネス ― その教えは教会にどんな影響を及ぼしたかものみの塔 2001 | 7月15日
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例えば,オリゲネスの突飛な思弁の大半は後に退けられましたが,キリストの「とこしえの発生」に関する彼の見解は,非聖書的な三位一体の教理の基礎を据えるのに一役買いました。
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