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祭司聖書に対する洞察,第1巻
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異教の祭司たち 古代の諸国民は祭司を擁しており,民は祭司を通して自分たちの神々に近づきました。それらの祭司は大抵,支配階級に属しているか,支配者の側近の助言者であって,人々の尊敬を集め,常に大きな影響力を振るっていました。祭司職は最も教養のある階級であり,人々を無知のままにしておくのが常でした。そのようにして彼らは,人々の迷信や,未知のものに対する恐れを利用して,人々を食い物にすることができました。
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祭司聖書に対する洞察,第1巻
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異教の祭司たちによる,嫌悪すべき慣行 モーセの時代のエジプト人の祭司たちはファラオの前でモーセに反対し,魔術の行ないによってモーセとその神エホバの信用を落とそうとしました。(出 7:11-13,22; 8:7; テモ二 3:8)しかし彼らは,敗北と恥辱のうちに屈伏することを余儀なくされました。(出 8:18,19; 9:11)アンモンのモレクの崇拝者たちは自分の息子や娘たちを火で焼くことにより,子供たちを犠牲としてささげました。(王一 11:5; 王二 23:10; レビ 18:21; 20:2-5)カナン人のバアル崇拝者たちも同様の忌むべき慣行に携わり,自分の体を傷つけたり,みだらで嫌悪すべき不道徳な儀式を行なったりしました。(民 25:1-3; 王一 18:25-28; エレ 19:5)フィリスティア人の神ダゴンの祭司と,バビロニア人のマルドゥク,ベル,イシュタルの祭司は魔術と占いを行なっていました。(サム一 6:2-9; エゼ 21:21; ダニ 2:2,27; 4:7,9)彼らは皆,木,石,金属でできた像を崇拝しました。
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