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  • どうしていつも自分のせいにされるのだろう
  • 目ざめよ! 1997
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目ざめよ! 1997
目97 7/22 18–20ページ

若い人は尋ねる…

どうしていつも自分のせいにされるのだろう

「父にはアレルギーがあるのですが,たばこを吸う人たちと一緒に仕事をしなければならないんです。家に帰って来た時,とてもいらいらしていることがあります。物がなくなると私のせいにするんです。お父さんがなくしたのよと私が言うと,怒りだして,親の間違いを正そうとしてはいけない,と言うんです」― 十代の少女。

家族の中で自分に罪がなすりつけられていると感じることがありますか。何かあるといつも自分のせいにされてしまうように思えますか。14歳のジョーイはそう感じています。彼女の家は片親家庭で,ジョーイはよく弟や妹の面倒を見ます。「弟たちがけんかを始めると,私は下に行ってしまうんです。本当にばかげた幼稚なことをするんです。でも父は帰宅すると,その場にいて止めなかったと言って私を怒鳴るんです」と,ジョーイは不満をこぼします。

親から,わがまま,怠け者,無責任などと言われたり,救いようがないと思わせるようなレッテルを貼られたりすると,親は,自分が失敗するのを待っているのではないかと感じることさえあるでしょう。ラモンの家族は彼のことを,ぼんやり教授と呼びましたが,ラモンはそのあだ名をたいへん腹立たしく思いました。あなたも,自分の欠点に注目させるようなあだ名を言われたり,レッテルを貼られたりすると,たとえ愛情を込めて言われたとしても腹が立つかもしれません。その消極的なレッテルは,改善するよう奮起させるどころか,いつも自分が責められているという感情を強めてしまうかもしれません。

えこひいきのために自分のせいにされるように思えるときは,特につらいことでしょう。フランキーという名のティーンエージャーは,「僕は兄弟の真ん中なんですが,いつも一番損をしています」と言います。あなたは,兄弟たちはどんな場合でも疑われないのに,何か問題の兆候が表われるや否やあなたが悪いと言われるように思えるかもしれません。

なぜ親はとがめるのか

もちろん,子供が間違いをしたときに親がそれを正すのはごく普通のことです。健全で積極的な矯正は,神を恐れる親が「エホバの懲らしめと精神の規整とをもって」子供たちを育てるために行なう事柄の一つだからです。(エフェソス 6:4)しかし最善を尽くしている親でさえ,過剰に反応したり間違った結論を早急に下してしまったりすることがあります。イエスが若者であったときのある出来事を思い起こしてみましょう。この時,イエスの行方が分からなくなり,結局,神の神殿で聖書について論じ合っていたことが分かりました。それでも,両親がイエスを見つけたとき,母親は,「子供よ,どうしてこんなことをしてくれたのです。ご覧なさい,父上とわたしは痛む思いをしながらあなたを捜していたのです」と言いました。―ルカ 2:48。

イエスは完全な人間でしたから,非行に巻き込まれる恐れは全くありませんでした。しかし,すべての愛情深い親と同様,イエスの母親は,自分には子供に対する責任があると感じ,強い反応を示したのです。多分,イエスの最善の福利が脅かされたのではないかと恐れたのでしょう。同じようにあなたの親も,意地悪をしようとか残酷になろうとかしてでなく,あなたのことを本当に心配しているので,時として過剰な反応を示すのです。

さらに,わたしたちが「対処しにくい危機の時代」に住んでいるということも認識しましょう。(テモテ第二 3:1)家族のために働き,世話をする親は,相当なストレスの下にあるので,それがあなたへの接し方に影響を及ぼすことがあります。(伝道の書 7:7と比較してください。)ある精神衛生の研究家は,「普段は公平な親であっても,危機が生じると,腹を立てたり性急な結論を下したりする,ということがある家族に見られる」と述べています。

ひとり親の場合,物事を相談する配偶者がいないので,子供がいらいらした気持ちのはけ口にされる傾向があるかもしれません。確かに,親のいらいらした気持ちをぶつけられるのは,楽しいことではありません。17歳のルーシーはこう言います。「私が何か悪いことをして,罰を受けるのだったらいいんです。でも,母の機嫌が悪くて,叱られるなんて本当に不公平です」。

別の要素は,えこひいきです。親は普通,子供たち全員を愛するものですが,親にとって,ある子に特に愛情を感じるということも珍しいことではありません。a (創世記 37:3と比較してください。)自分があまり愛されていないと感じるのはつらいものです。しかし,もし必要がないがしろにされているとか,兄弟がしたことでもあなたのせいにされることが多いように思えるなら,確かに怒りを感じるでしょう。ロクサーヌは,「私にはダレンという弟がいます。弟は母にとってかわいい天使なんです。……母はいつも私のせいにして,決してダレンのせいにはしないんです」と言います。

問題を抱える家族

健全な家族でも,不当にとがめたりすることが時として生じるかもしれません。ところが,問題を抱える家族では,とがめたり,辱めたり,恥をかかせたりするのが親のいつものやり方になっているかもしれません。時には,とがめる際に「悪意のある苦々しさ,怒り,憤り,わめき,ののしりのことば」を伴うことさえあります。―エフェソス 4:31。

そのように,親が激高するのを若者のせいにすることができるでしょうか。確かに,不従順な息子や娘が,親の「いら立(ち)」となることがあります。(箴言 17:25)しかし,聖書は親に対して,「あなた方の子供をいら立たせる[字義,憤らせている]こと」がないようにと述べています。(エフェソス 6:4)すべてのクリスチャンと同様,親も自制を働かせて,「苦境のもとでも自分を制し」なければなりません。(テモテ第二 2:24)ですから,親が自制を失う場合,それを子供の欠点のせいにすることはできません。

言葉による攻撃は,親が心痛や憂うつ,自尊心の欠如に苦しんでいる証拠かもしれません。さらに,結婚生活で心痛を味わっているとか,アルコール依存症といった問題を抱えていることを表わしているのかもしれません。ある資料によれば,アルコール中毒者の親をもつ子供は,罪をなすりつけられる場合が少なくありません。「子供たちのやることなすことすべてが間違っている。彼らは,『ばか』,『悪がき』,『わがまま』などと言われることがある。家族の成員は,その子(あるいは子供たち)を『問題』だと決めつけて注目し,自分たちの不愉快な気持ちや問題を紛らす」のです。

不当なとがめに対処する

キャスリーン・マッコイ博士は,「子供の人格に関してレッテルを貼ったり,けなしたり,批判したりすると……十代になってから,自尊心の欠如やうつ病,コミュニケーションの喪失の要因となる場合がある」と指摘しています。また,聖書が述べているように,手厳しい扱いは,子供たちを「いらいらさせ」,「気落ちさせる」ことになります。(コロサイ 3:21)自分のことを無価値な落第者と考え始めたり,親に対して消極的な感情を持つようになったりするかもしれません。自分には親を喜ばせるようなことはほとんどできないとか,喜ばせようとする理由などないと結論するかもしれません。怒りや恨みが根づいてしまい,どんな懲らしめも,建設的な批評でさえ退けるようになる場合もあります。―箴言 5:12と比較してください。

どのように対処できますか。あなたが置かれている特定の状況に多くがかかっています。立ち止まって,現実的に評価するのはどうでしょうか。例えば,本当にいつもあなたのせいにされているのでしょうか。あるいは,親が時々批判的になり過ぎる傾向があり,間違ったことを言ってしまうだけ,ということはありませんか。「わたしたちはみな何度もつまずくのです」と聖書は言っていますが,その中には親も含まれているのです。(ヤコブ 3:2)ですから,時々,親が過剰に反応することがあるからといって,あなたも過剰に反応する必要があるでしょうか。聖書のコロサイ 3章13節の次の諭しは,わたしたちすべてに当てはまります。「だれかに対して不満の理由がある場合でも,引き続き互いに忍び,互いに惜しみなく許し合いなさい。エホバが惜しみなく許してくださったように,あなた方もそのようにしなさい」。

親に対して感情移入するなら,そうするのに役立つでしょう。箴言 19章11節は,「人の洞察力は確かにその怒りを遅くする。違犯をゆるすのはその人の美しさである」と言っています。父親が仕事から帰ってきたときに,普段と違っていらいらしていて,何かのことであなたをとがめたとしても,それを大問題にする必要があるでしょうか。多分,緊張して疲れているのだと気づくなら,「違犯をゆるす」のに役立つことでしょう。

しかし,もし不当なとがめを時々受けていら立つというのではなく,絶えず容赦なくとがめられるとしたらどうでしょうか。将来の記事では,こうした状況を改善するための方法について考慮します。

[脚注]

a 本誌,1987年7月22日号の「若い人は尋ねる…兄弟同士仲よくするのはどうしてこんなに難しいのだろう」という記事をご覧ください。

[19ページの図版]

必要なときに親が物事を正すために助言を与えるのは,不当なことではない

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