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ご存じでしたかものみの塔(研究用)2022 | 11月
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しかしその後,学者たちはペルシャのくさび形文字で書かれたものを非常に多く翻訳していきました。その中には,ペルセポリスの城壁の近くにあった宝物庫の遺跡から見つかった粘土板も含まれています。それは,クセルクセス1世が統治していた頃のもので,エラム語で書かれており,その中にはエステル記に出てくる人物の名前も幾つかありました。a
ペルシャのくさび形文字の文書に出ている,モルデカイ(マルドゥカー)の名前。
ペルセポリスで出土した幾つかの粘土板にも,マルドゥカーという人物が出てきます。その人は,クセルクセス1世の統治期間中にシュシャンの宮廷で書記官を務めていました。また,ある粘土板によると,マルドゥカーは翻訳者でした。この点は,聖書がモルデカイについて述べている点と一致しています。モルデカイはアハシュエロス王(クセルクセス1世)の宮廷で働いていた役人で,少なくとも2つの言語を話すことができました。そして,シュシャンにあった王の門の所にいつも座っていました。(エス 2:19,21; 3:3)この王の門は,とても大きな建造物で,そこでは宮廷の役人たちが働いていました。
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ご存じでしたかものみの塔(研究用)2022 | 11月
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a 1992年,エドウィン・M・ヤマウチ教授は,ペルセポリスで発見されたものにもエステル記にも出てくる,10人の名前を公表しました。
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