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フィリピン2003 エホバの証人の年鑑
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マルロン・ナバロは最近まで,マカティを含む巡回区で奉仕していました。宣教訓練学校を卒業した若いマルロンは,マカティの金融街での伝道活動を組織するため懸命に働きました。その金融街は三つの会衆の区域にまたがっています。おもに開拓者の中から兄弟姉妹が選ばれ,その地域で巧みに働くための訓練を受けました。市内のこの地区にあるショッピングモールや公園で聖書研究が司会されており,それら聖書研究生の中には集会に出席している人たちもいます。
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フィリピン2003 エホバの証人の年鑑
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みんなから愛された宣教者
ニール・カラウェイ
生まれた年: 1926年
バプテスマ: 1941年
プロフィール: エホバの証人の両親に育てられ,高校卒業と同時に全時間宣教を始める。ギレアデ学校第12期のクラスに招待され,フィリピンに割り当てられる。その地で,旅行する監督として奉仕。
ニール・カラウェイは熱心な宣教者で,兄弟たちから深く愛されました。王国の業に関して真剣であると同時に,陽気な気質も表わし,フィリピン各地で奉仕しました。割り当てられた旅行する奉仕について次のように語っています。
「区域まで行くのに,丘を幾つも越えて2時間ぐらい歩くこともありました。歩きながら王国の歌を歌います。15人から20人のグループで一列になって,歌いながら小道を歩いていると,外国での割り当てを引き受けて本当に良かったと思いました。
「田舎の小さな家々に神の言葉を携えて行き,床に座って一心に耳を傾ける謙遜な人々に会い,次の訪問ではその人たちと王国会館で再会する ― こうしたことを経験して,神の王国について語る点でもっともっと力を尽くしたいと思いました」。
ニールは,ミンドロ島出身の姉妹ネニータと結婚し,二人はニールの亡くなった1985年まで共に忠実に奉仕しました。フィリピン人の兄弟たちは,今でもニールの思い出を懐かしそうに語ります。ある人はこう語っています。「カラウェイ兄弟は,他の兄弟に自分を合わせるすばらしい兄弟でした。どんな状況にも順応するこつを知っていました」。a
[脚注]
a カラウェイ兄弟のライフ・ストーリーは,「ものみの塔」誌,1971年11月1日号に載せられています。
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フィリピン2003 エホバの証人の年鑑
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これまでに,訓練を受けた外国人の宣教者69人が,王国伝道の業を支援するためにフィリピンに赴きました。それら宣教者たちは,さまざまな面で支援を行なってきました。前述のデントン・ホプキンソンとレーモンド・リーチはまず野外での割り当てを受け,最初は宣教者として,後に旅行する監督としても奉仕しました。その後,二人は支部事務所で働く割り当てを受けました。
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