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最も進歩的な組織と共に奉仕するものみの塔 1994 | 8月1日
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最も進歩的な組織と共に奉仕する
ロバート・ハーツフェルトの語った経験
今日では非常に多くの人がリモコンでテレビをつけ,自然な色のカラーテレビで晩のニュースを見ますが,それを何か特別なことのように考えることなどまずありません。それでも,12歳の少年の私が,映画のスクリーンに映る,実物よりも大きい男性の姿を,目を皿のようにして見ていたのは,ほんの昨日のことのように思えます。しかも,その映像はしゃべっていたのです。
そんなのはビッグニュースでも何でもないと思えるかもしれません。しかし無声の白黒映画の初期であった1915年当時,それは確かに現代の奇跡のように見えました。風格のある,あごひげを生やした男の人がスクリーンに現われ,こう言いました。「『創造の写真劇』はI.B.S.A.すなわち国際聖書研究者協会によって提供されます」。続いて2時間,聖書の物語が私たちの眼前に展開しました。映画が示す聖書からの音信は明快でさわやかなものでした。しかし,本当に私の注意を引いたのは,所々にカラーのスライドを用いた映画や,映像と音声の一致でした。
その時には気づきませんでしたが,私がその画期的な科学技術に対して青年らしい熱情を抱いたことは,地上で最も進歩的な組織と共に生涯の仕事を行なう前触れとなりました。
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最も進歩的な組織と共に奉仕するものみの塔 1994 | 8月1日
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「写真劇」にすっかり驚いたのはこの時期のことです。機械が好きなほうだったので,新しい撮影技術や,音声と映像の一致に私はたいへん興味をそそられました。微速度撮影もそうでした。花がしだいに開いてゆくのを見て胸がわくわくするのを覚えました。
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