ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 塔94 1/15 21–23ページ
  • 開拓者は数々の祝福を与え,また受ける

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 開拓者は数々の祝福を与え,また受ける
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1994
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • ある人たちが開拓奉仕をしている理由
  • 他の人々も助けになれる
  • 決定したことをやり通す
  • 多くの喜びと祝福
  • あなたは開拓奉仕をするよう招待されています ― あなたは受け入れますか
    王国奉仕 1972
  • 開拓宣教の祝福
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1997
  • 開拓奉仕 ― あなたにもできますか
    わたしたちの王国奉仕 1978
  • あなたの心の願いは何ですか
    王国奉仕 1973
もっと見る
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1994
塔94 1/15 21–23ページ

開拓者は数々の祝福を与え,また受ける

「開拓奉仕は,世俗の仕事で成功するよりはるかに大きな価値があります。エホバとその真理について知るよう人々を助けること以上に人を満足させるものは,ほかにありません」。これは,開拓奉仕,つまり全時間の王国伝道を生涯の仕事に選んだあるクリスチャンの女性が語った言葉です。そのような幸福感を与える仕事がほかにどれほどあるでしょうか。

開拓奉仕は高潔な目標であり,また貴重な特権でもあります。人はどのようにしてそういう生き方を選ぶのでしょうか。開拓奉仕に長くとどまり,その奉仕から数々の祝福を刈り取るためには何が必要ですか。

肝要な事柄が二つあります。一つはふさわしい状況です。開拓奉仕が明らかに不可能な状況下で生活している人は少なくありません。二つ目は,ふさわしい霊的資格と心構えです。もちろん,開拓奉仕ができる現状にあってもなくても,だれもが円熟したクリスチャンの特質を表わす点で進歩するよう努力できます。

ある人たちが開拓奉仕をしている理由

実を結ぶ開拓奉仕を行なうにはどんな資格が求められるでしょうか。まず,宣べ伝える面での技術は大切です。開拓者は,見知らぬ人に良いたよりを伝えたり,関心ある人々を再訪問したり,家庭聖書研究を司会したりする方法を知っている必要があります。こうした技術に欠けていると,開拓奉仕を思いとどまることになる場合があります。とはいえ,ほかにも大切な事柄があります。

例えば,わたしたちの崇拝に関する事柄はすべて,わたしたちとエホバとの,またその組織との関係に関連があります。開拓奉仕もその中に含まれます。ラドーという名の年若い開拓者は,「若い人にとって,エホバを覚え,真理の道を歩むことに勝るものはありません」と語りました。開拓奉仕は確かに,若者たちがエホバに対する愛と,エホバとの親しい関係を慕う気持ちを表わす優れた方法です。―伝道の書 12:1。

知識と理解力も不可欠です。(フィリピ 1:9-11)事実,知識と理解力は,わたしたちの霊的なエンジンをずっと回転させておくための燃料なのです。熱意や確信を失って霊的に疲れ果ててしまうことがないようにするため,定期的な個人研究がどうしても必要です。もちろん,わたしたちが取り入れる知識は,知性だけではなく,心にも影響を及ぼすものであるべきです。(箴言 2:2)ですから,わたしたちの得る知識が心を動かすものとなるよう,個人研究に加えて祈りや黙想のための時間を取る必要があるのです。そうすれば,事情が許すようになった時,開拓奉仕をしたいと思うようになるでしょう。―エズラ 7:10と比較してください。

さらに,開拓奉仕を始めるには,自己犠牲の精神が求められます。ロンという名の青年は,開拓奉仕のための計画をすべてきちんと立てていました。開拓奉仕を始めるのにふさわしい状況が整うのをただ待っているだけでした。はっきり言えば,開拓奉仕もでき,同時にぜいたく品も幾らか楽しめるような暮らしのできる仕事を望んでいました。ある円熟した姉妹にこの話をした時,ロンはその姉妹の返事にはっとさせられました。姉妹は,「エホバは約束ではなく,行ないを祝福してくださるのよ」と言ったのです。この青年は,開拓奉仕の時間が取れる,給料の安い仕事を見つけました。マタイ 6章25節から34節に従えば,人はより少ない収入でやってゆくよう助けられるでしょう。

優れた助言に喜んで従う謙遜さは,わたしたちが開拓奉仕に入るのに大きく寄与することでしょう。ハナはクリスチャンとして,若いころから開拓奉仕をしたいという願いを培っていました。しかし,子供を育てている間は開拓奉仕ができませんでしたし,その後は,ある事業にかかわるようになりました。目ざとい長老たちからの優れた助言に従い,ハナは好きだった世俗の仕事をやめ,開拓奉仕を始めました。ハナは今,他の人を献身に導いたり,不活発な人を援助するという大きな喜びを経験しています。

真理が自分の生活にもたらした事柄に対する感謝の念も,開拓奉仕を始める動機になり得ます。結婚生活が破たんしかけていたため,ひどく落ち込んでいたある女性の場合を考えてみましょう。この女性が,神の言葉に関する真理を学び,それを行ないに表わした時,状況は劇的に変化しました。真理がもたらした事柄に感激したこの女性は,開拓奉仕をして他の人々を助けることこそ,感謝を表わす最善の方法であると心に決めました。そして,それを実行に移し,今ではたくさんの聖書研究と,幸福な家庭生活という祝福を経験しています。

他の人々も助けになれる

開拓者はしばしば,他の開拓者を生み出します。前述のラドーの両親が二人の開拓者と聖書を研究した時,ラドーは6歳でした。ラドーは幼い時からこれら全時間伝道者に伴われ,定期的に野外宣教へ出かけました。ラドー自身も17歳で正規開拓者になりました。別の青年アルノは,クリスチャンの家庭で育ちましたが,霊的に弱くなってしまいました。後日,アルノは霊的な強さを取り戻すようになり,今ではこう述べています。「開拓者たちから大いに励ましてもらいました。特に学校が休みの間は開拓者たちと交わり,野外奉仕で月に60時間もの時間を報告したことが時々ありました。そういう経験をした後でしたから,(月に90時間奉仕する)正規開拓奉仕の段階に進むのはそれほど大変なことではありませんでした」。コリント第一 7章29節から31節にある,世を十分に利用しないようにとの助言を思い巡らすことは確かに,こうした若者たちの助けになってきました。

霊的な関心事を第一にしている,そして開拓奉仕に入るよう親が子供たちを励ましている家庭では,開拓者精神が根づきやすいものです。そうした家庭で育ったフィロはこう語ります。「進学することや,将来,世俗の仕事に就くための備えをすることを勧める人も少なくありませんでしたが,両親は私が賢明な選択をするよう助けてくれました。本当に将来のための土台を据えたいなら,エホバとの関係を成長させてゆくことを何よりも優先させるべきである,と両親は教えてくれたのです」。

タマルという名の若い女性も,自分が開拓奉仕をしているのは,両親の模範と努力のおかげだと考えています。タマルは,「私がいつから人生に対して霊的な見方を持つようになったのか,はっきりとは言えませんが,そうした見方を生まれつき持っていたわけではないことは確かです。両親が,定期的に野外奉仕に参加したり,集会に出席したりするのを習慣にしていたことや,真理に対して深い愛を抱いていたことは,私が霊的な視野を広げてゆく上で大きな助けになりました」と言います。

決定したことをやり通す

開拓奉仕に入り,ずっとその奉仕にとどまるとき,その人は自分が下した賢明な決定から十分の益を刈り取ることができます。そうするための実際的な助言は数多くあります。例えば,開拓者たちが予定を立て,短い時間でできるだけ多くのことをする方法を身に着けるのは良いことです。それでも,自分とエホバおよびエホバの組織との関係が最も大切な要素であることに変わりはありません。

このことに関係してくるのは,祈りのこもった態度です。「私は真理に入った時,開拓奉仕がしたくてたまりませんでした」と,コルという男性は語ります。しかし,コルの父親は,まず農業大学を出るようコルに強く求めました。その後,コルは開拓奉仕を始めました。やがて結婚し,妻も開拓奉仕に加わりました。しかし,妻の妊娠という,開拓奉仕を下りなければならないかもしれない事態に直面しました。「私は頻繁にエホバに祈り,開拓奉仕を続けたいという心からの願いを言い表わしました」と,コルは述べています。最終的にコルは,子供を養育しながら開拓奉仕ができるような仕事を見つけました。

必要な物があれば満足するという態度も,開拓奉仕にとどまる上でしばしば助けになります。使徒パウロは,こう書きました。「あなた方の生活態度は金銭に対する愛のないものとしなさい。そして,今あるもので満足しなさい。『わたしは決してあなたを離れず,決してあなたを見捨てない』と言っておられるからです」。(ヘブライ 13:5)今あるもので満足することは,ハリーとイレーナが開拓奉仕を続けるのに役立ちました。目の不自由なイレーナは8年間,開拓者として奉仕しています。イレーナはこう語っています。「自分たちの暮らし向きが悪いのを問題にしたことは一度もありません。必要もないのに経済的な負担を抱え込むことが決してないよう気を付けていただけのことです。いつも,費用を計算しました。これまでずっと,つましいですが,とても楽しい生活を送ってきました。それは,祝福にあふれた生活でした」。

多くの喜びと祝福

9年間の開拓奉仕を振り返って,タマルはこう言います。「まるで,エホバが本当に手をつかんでくださったかのように,神をとても身近に感じるようになります」。(詩編 73:23)幾らかの試練のことも,タマルの思いをよぎります。タマルはこう付け加えています。「自分自身の不完全さと,他の人の不完全さが一緒になり,悩まされることもよくありました。それに,物質的な報酬の多い生き方を選んだ兄弟姉妹たちを見て,自分が雨や寒さの中,家から家を回っている時には,そうした兄弟たちの選んだ道がむしろ魅力的に思えることもありました。しかし,立場を交換したいと心の底から思ったことは一度もありません。これほどの喜び,霊的な満足感,祝福をもたらすものが開拓奉仕以外にあるでしょうか」。

開拓者はキリスト教の宣教にたくさんの時間を充てるので,何人もの人が聖書の真理に関する知識を得るよう助けられる立場にあります。前述のハリーとイレーナはこう語ります。「エホバの組織内には数々の特権がありますが,新たに関心を持った人をエホバの僕になるところまで援助するのは,何よりも大きな特権です」。

別の開拓者も,開拓奉仕がもたらす祝福を適切に表現しました。「私の場合,本当に箴言 10章22節の言葉のとおりでした。『エホバの祝福,それが人を富ませるのであり,神はそれに痛みを加えられない』。私がこれまでエホバに奉仕してきた何年かの間,この聖句は何度となく成就してきました」。

親のみなさん,開拓者になりたいという願いを子供たちの心に植えつけておられるでしょうか。開拓者のみなさん,こうした願いを他の人たちの心に燃え立たせるよう努力していますか。長老の兄弟たち,会衆内の開拓者たちを支え,さらに他の人々が開拓者精神を抱くよう助けていますか。一層多くのエホバの民が,開拓奉仕に携わることにより,こうした豊かな祝福の数々をとらえるよう動かされますように。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする