質問箱
■ どのような実際的な方法で開拓者を助けることができますか。
2009奉仕年度中,全世界で80万人近くの兄弟姉妹が正規開拓者や特別開拓者として奉仕しました。それらの全時間奉仕者は,自分の時間と体力と物質資産のいわば初物を,王国の良いたよりを広めることのために犠牲としてささげています。(箴 3:9)そうした努力をエホバは大いに喜んでおられるに違いありません。そのようなエホバの見方に倣い,その奉仕に携わる人たちが喜びと忍耐を保てるようにするため,どんなことができるでしょうか。
よく考えて言葉をかけるなら,開拓奉仕を続ける励みを与えられるに違いありません。(箴 25:11)宣教奉仕で一緒に働けるように自分の週ごとの予定を調整できるでしょうか。共に働く時には,自分の車を使うように申し出ることができます。開拓者の車に乗る場合には,交通費の一部を負担することもできるでしょう。(コリ一 13:5。フィリ 2:4)また,親切を示すことや,時には家に招いて一緒に食事をすることによっても愛をこめて支援できます。―ペテ一 4:8,9。
聖書は,神の王国を第一に求める人たちの必要とするものをエホバが顧みられると保証しています。(詩 37:25。マタ 6:33)エホバがそれを行なわれる一つの方法は,愛あるクリスチャンの仲間を通してです。(ヨハ一 3:16-18)もちろん開拓者たちは,自分の金銭的責務を他の人に賄ってもらおうと期待したりはしません。また,何かの必要が生じたとき,自分のほうからそれについてあえて知らせたりもしないでしょう。とはいえ,わたしたちは注意力を働かせて機敏であることにより,忠実な開拓者たちを助け,実際的な方法でその「欠乏を埋め合わせ」ることができます。―コリ二 8:14,15。
1世紀のケンクレア会衆の熱心な福音宣明者フォイベがローマへ旅行する際,パウロはローマの兄弟たちに,「主にあって,聖なる者たちにふさわしい仕方で彼女を迎え入れ,どんなことでも彼女があなた方を必要とする場合に彼女を援助」するようにと励ましました。(ロマ 16:1,2)わたしたちも,正規開拓者や特別開拓者として良いたよりをたゆみなくふれ告げている会衆内の兄弟姉妹に愛ある支えを差し伸べることができます。―使徒 5:42。