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危険にさらされているのはだれか目ざめよ! 1986 | 4月22日
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同性愛者と麻薬乱用者のほかに,エイズに冒され始めたもう一つのグループは血友病患者,つまり容易に出血しやすい傾向を持つ人々です。普通の場合,彼らの治療には,5,000人もの異なった供血者から集められた血しょうで造る,血液凝固第VIII因子の濃縮液が用いられます。英国の医学雑誌「ランセット」は,「米国の第VIII因子の濃縮液を使う国々ではエイズの発生率は高まりそうだ」と述べました。例えば,ドイツの血友病患者でエイズウイルスの抗体を持つ人は,1980年にはゼロだったのが,1984年には53%に増加したと同誌は伝えています。
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危険にさらされているのはだれか目ざめよ! 1986 | 4月22日
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[5ページの図版]
患者は,自分の取り入れる血液にエイズウイルスが含まれていないことを確認できるだろうか
[クレジット]
H. Armstrong Roberts
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