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  • 使い捨ての製品が処分不能なゴミになる
    目ざめよ! 1990 | 9月22日
    • 赤ちゃんがまだオムツをしているなら,布のオムツではなく使い捨てのものを使いますか。使い捨てのかみそりやカメラは非常に便利なので,つい買ってしまいますか。今の若い人々の中に,万年筆で字を書いたことのある人はいないと言っていいでしょう。大分前から万年筆に替わってボールペンが使われるようになりました。使い捨てのボールペンもあれば,使い捨てのカートリッジ式になっているものもあります。会社は何千本という単位でボールペンを注文します。広告用のボールペンは無料で何百万本も配られています。

      持ち帰り用として注文する紅茶,コーヒー,ミルクセーキ,即席ハンバーガーなどは,もはや紙コップや紙トレイに入ってはいません。今使われているのはポリスチレン製の容器で,紙の容器は時代遅れになっています。ナイフ,フォーク,スプーンなどもプラスチック製で,みな1回使っただけでゴミ箱に捨てられます。使い捨ての物の数や種類には限りがありません。米国ニューヨーク州固体廃棄物分別所の所長は,「我々は使い捨て社会に生きている。この生き方は絶対に改めなければならない」と言いました。

      牛乳は瓶ではなくプラスチック容器に入れられ,靴は革製やゴム製ではなくプラスチック製になり,レインコートも防水加工を施した天然繊維のものではなくプラスチック製のものになっていますが,こうしたことについては何と言えるでしょうか。読者の中には,プラスチック製品がなかった時代の世界はどのようにしてやっていたのだろうと不思議に思う人もいるかもしれません。

  • 使い捨ての製品が処分不能なゴミになる
    目ざめよ! 1990 | 9月22日
    • アメリカ人だけでも1日平均およそ430万本の使い捨てボールペン,および540万本の使い捨てカミソリをくずかごの中に捨てていますが,たとえこれらの便利品のために払うお金が驚くべき額に上っているとしても,この社会が50年ほど後退して,使い捨てのプラスチック製品やハイテク製品のない時代には戻りそうもありません。

      使い捨てのオムツについても同じことが言えます。ニューヨーク・タイムズ紙は,「数が減る一方の国内の埋め立て地に毎年約160億枚のオムツが投棄されており,それに含まれている排せつ物と尿は推定280万㌧に上る」と報じています。捨てられるオムツの量が427万5,000㌧を上回るというのは驚嘆すべきことかもしれません。ワシントンの固体廃棄物関係の専門家はこう述べています。「我々が使用している使い捨て製品の中で,再使用可能な製品よりも値段が高く,環境に及ぼす危険も一層大きく,回復できない資源を吸い上げてしまう物としては,これ以上の例を見ない」。親の立場にある人たちは,赤ちゃんのオムツを洗濯したり,配送サービスを頼んだりする面倒なことを喜んで行なうでしょうか。多くの親にとって,使い捨てオムツのない世界など考えられないことです。

      環境保護論者たちにすれば,使い捨てオムツはゴミ問題全体の象徴です。US・ニューズ・アンド・ワールド・リポート誌はこう述べています。「なお悪いことに,1961年に初めてプラスチック製のオムツが世に紹介されて以来,製造されたオムツがみな依然として存在していることであり,それらが分解してしまうまでには約500年はかかる」。

  • 使い捨ての製品が処分不能なゴミになる
    目ざめよ! 1990 | 9月22日
    • プラスチックについては何と言えるでしょうか。US・ニューズ・アンド・ワールド・リポート誌はこう述べています。「プラスチック産業は慌てて再生利用を支持してきた。それは主に,至る所で使われているプラスチック製品が禁止されるのを恐れてのことだった」。例えばプラスチック容器は,ポリエステルのカーペット,アノラックの詰め物,その他非常に多くの物を作るための繊維に変えることができます。しかし,同産業にとって,その市場に関心を持つのは賢明なことです。すでに一部の地域では,食料品小売店におけるポリスチレンおよびPVC(ポリ塩化ビニル)製品すべての使用・販売を禁止する法律が可決されています。その禁令の対象物には,プラスチック製の買い物かご,ポリスチレンのコップや肉のトレイ,即席ハンバーガーを入れるポリスチレン容器などが含まれています。

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