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預言的な巨像 ― その倒壊は何を意味するかものみの塔 1986 | 11月15日
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軍事力による征服で地位を確立していた世界強国ローマは,ゲルマンの指導者オドアケルが,西暦476年に,ローマにいたローマ帝国最後の皇帝を廃したとき,それと共に終わったわけではありません。政治の面,とりわけ宗教の面で,ローマは引き続き幾世紀もの間ヨーロッパを支配しました。その原因は,すべての人がまず自分の領主に服従し,それから王に,そして究極的には法王に服従する封建制度にありました。実際に法王は最後の手段としての裁判官として重要な問題を裁き,破門や聖務禁止令a によって国王たちを意のままに自分に従わせることができました。「教会はヨーロッパ最大の政府であった」と「コロンビア世界史」は述べています。
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預言的な巨像 ― その倒壊は何を意味するかものみの塔 1986 | 11月15日
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a 聖務禁止令が施行されると,その影響の及ぶ領地内では,ミサも,結婚も,教会での葬儀も行なってはならないことになっていた。
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