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神はすでにわたしたちの運命を定めておられますかものみの塔 1995 | 2月15日
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カルバンはさらに踏み込んで,二重の予定という概念を作り上げました。すなわち,ある人はとこしえの救いを受けるよう予定されており,他の人はとこしえの有罪宣告を受けるよう予定されているという概念です。しかしカルバンも,神の選びを任意のもの,しかも人知の及ばないものと考えました。
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運命を予定することは神の愛と調和しますかものみの塔 1995 | 2月15日
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「我々は運命の予定を,神が個々の人に関して行ないたい事柄を決定する際の規準となるとこしえの計画と定義する。というのは,神は人をすべて同じ境遇に創造されたわけではなく,ある人を永遠の命に,またある人をとこしえの断罪にあらかじめ定めておられるからである」。
プロテスタントの宗教改革者,ジャン・カルバンは,「キリスト教要綱」という本の中で,運命の予定に関する自分の概念をそのように定義しました。この概念は,神はすべてを知り尽くしておられ,被造物の行動のゆえに神の目的が疑わしいものになったり,神が考えを変えざるを得なくなったりすることなどあり得ない,という観念に基づいています。
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