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助言に聴き従い,懲らしめを受け入れる唯一まことの神を崇拝する
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訓戒となる実例
3,4 (イ)聖書には,助言と懲らしめに対する正しい見方を培うのに役立つ,どんな事柄が収められていますか。(ロ)サウル王は助言に対してどのように反応しましたか。どんな結果になりましたか。
3 神の言葉には,必要な助言を与えられた人々の実際の経験が収められています。助言に懲らしめが伴うこともありました。そのような人の一人はイスラエルのサウル王です。この人はアマレクの民のことでエホバに従いませんでした。アマレク人は神の僕たちに反対したので,アマレク人も彼らの家畜も生かしておいてはならない,というエホバの裁きが下っていました。ところが,サウル王はアマレク人の王と彼らの動物の最も良いものを生かしておいたのです。―サムエル第一 15:1-11。
4 エホバはサウルを戒めるために預言者サムエルを遣わします。サウルはどんな反応を示しましたか。自分は確かにアマレク人を征服した,ただし彼らの王は生かしておくことにした,と主張したのです。しかしそれは,エホバの命令に反していました。(サムエル第一 15:20)サウルは,家畜を生かしておいたことについては民に責任を転嫁しようとし,「わたしは民を恐れて,その声に従ったのです」と述べました。(サムエル第一 15:24)自分の誇りのほうに関心があったらしく,サムエルに対し,民の前でわたしを尊んでくれるように頼むことさえしています。(サムエル第一 15:30)それで結局エホバは,王としてのサウルを退けました。―サムエル第一 16:1。
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助言に聴き従い,懲らしめを受け入れる唯一まことの神を崇拝する
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6 (イ)サウルとウジヤが二人とも助言をはねつけたのはなぜですか。(ロ)今日,助言をはねつけることが重大な問題なのはなぜですか。
6 サウルとウジヤが二人とも,助言を受け入れ難く感じたのはなぜでしょうか。根本的な問題は誇りであり,どちらも自分を高く評価し過ぎていました。この特質のゆえに自分の身に悲嘆を招く人は少なくありません。助言を受け入れるなら,自分に何か欠陥があることになる,あるいは自分の評判が傷つく,と感じるようです。しかし,誇りは弱さです。誇りは思考力を鈍らせるので,エホバがみ言葉と組織を通して与えてくださる助けをはねつけるようになります。ですからエホバは,「誇りは崩壊に先立ち,ごう慢な霊はつまずきに先立つ」と警告しておられます。―箴言 16:18。ローマ 12:3。
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