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1920: 100年前の年ものみの塔(研究用)2020 | 10月
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自分たちで印刷を始める
出版物を確実に供給していくため,ベテルの兄弟たちは自分たちで印刷を始めました。兄弟たちは印刷機を購入し,ニューヨーク市ブルックリンのマートル街35番の建物を借りてそれを設置しました。その建物はベテル・ホームから数ブロック離れた所にありました。
レオ・ペレとウォルター・ケスラーは,1920年1月にベテル奉仕を始めました。ウォルターはこう言います。「私たちは到着すると,プリンタリーの監督から声を掛けられ,『昼までまだ1時間半あります』と言われました。そして,本の入った箱を地下から運び上げる仕事を与えられました」。
次の日のことについて,レオはこう語っています。「1階の壁を洗う仕事を割り当てられました。あんなに汚れる仕事はしたことがありませんでした。でも,主のためにしていることだったので,やりがいがありました」。
「ものみの塔」の印刷に使われた平版印刷機
数週間もしないうちに,熱心な兄弟たちによって「ものみの塔」誌の印刷が始まりました。2階の平版印刷機で,「ものみの塔」(英語)1920年2月1日号が6万冊生産されました。その頃地下では,後に「戦艦」と呼ばれるようになる印刷機の設置が進められていました。「黄金時代」誌(英語)も,1920年4月14日号からは自分たちで生産するようになりました。進んで働く兄弟たちをエホバが祝福していたことは明らかでした。
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