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大きな夢が実現した目ざめよ! 1994 | 9月22日
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「4色アイスクリームが出ましたね。これには特別な意味があります。4色刷り印刷への移行を祝うアイスクリームなのです」と,食卓の司会者が発表しました。
とたんに,割れるような拍手が起こりましたが,それは単にアイスクリームが食卓に出されたからではありませんでした。4色刷りの「ものみの塔」誌と「目ざめよ!」誌の生産をすでに始めていた工場の新しい印刷機に対する感謝の表明の拍手でした。4色刷り印刷はすでに世界中で行なわれていました。印刷工場を持つ大きな支部では1980年代の半ばから4色刷り印刷への移行が始まっていて,ナイジェリア支部はその中で一番最後の支部でした。この国では,「ものみの塔」誌の1994年3月15日号をもって2色刷りの印刷は過去のものとなりました。
ケーニヒ・バウアー・ラピダ104という新しい印刷機が2台オランダ支部から届いていました。印刷機と共に,プレート・スキャナー,折り機,ステッチャー,断裁機,シーターといった,他の印刷設備も送られてきました。それらの設備の総重量は130㌧に上りました。
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大きな夢が実現した目ざめよ! 1994 | 9月22日
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4色刷りの雑誌に対する喜びの声
1994年2月3日,午後7時45分,ナイジェリアで印刷された4色刷りの英語の「ものみの塔」誌の最初のものが印刷機から出て来ました。ほどなくして,ヨルバ語,イボ語,エフィク語,フランス語の雑誌もその機械で印刷されるようになりました。
ベテルの住人がその雑誌を初めて入手できるようになった時の反響はどうだったでしょうか。ひとりの人は,「誇らしく思いました。この国で生産されている出版物の中で,この雑誌の魅力に太刀打ちできるものは一つもありません」と力をこめて言いました。
別の人は,「雑誌が入手できるようになると,早速20冊求めて家族や友人に送りました。野外で用いるまで待ちきれません」と言いました。
さらに別の人は,新しい4色刷りの雑誌に対する感想を聞かれてこう答えました。「すばらしいの一言に尽きます。これは,エホバが世界の人々をすべて顧みてくださっていることのもう一つの証拠です」。
こうして,ベテルの働き人たちは,4色アイスクリームを味わいながら4色刷りの雑誌のことを考えました。ある人の言葉を借りれば,「大きな夢が実現した」のです。
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