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  • 生きている意味が分からない…
    ものみの塔(一般用)2019 | No. 2
    • 職場で泣いている若い女性

      生きている意味が分からない…

      「生きるって素晴らしい!」 全てが順調な時にはそう思えます。でも,生きている意味が分からなくなってしまうこともあるかもしれません。

      アメリカに住むサリーaはハリケーンの被害に遭い,持ち物のほとんどを失いました。こう言っています。「もうやっていけないと思いました。毎日,不安やストレスに押しつぶされそうでした」。

      家族を失った時はどう感じるでしょうか。オーストラリアのジャニスはこう言います。「2人の息子を亡くした時,目の前が真っ暗になりました。何も手に付かず,こう祈りました。『神様,もう耐えられません。安らかに逝かせてください。もう起こさないでください』」。

      ダニエルは妻の不倫を知った時,打ちのめされました。こう話します。「妻から不倫を打ち明けられた時,心臓が引き裂かれるように感じました。その後何カ月も,この痛みに襲われました」。

      この号では,次のような経験をしたとしても,一日一日を生きていける理由を考えます。

      • 自然災害に遭ったとき

      • 愛する家族を亡くしたとき

      • 不倫されたとき

      • 重い病気にかかったとき

      • 生きていくのがつらいとき

      まず,自然災害に遭ったときについて考えましょう。

  • 自然災害に遭ったとき
    ものみの塔(一般用)2019 | No. 2
    • 2人の男性ががれきの中で座っている。

      自然災害に遭ったとき

      「ぼうぜんとしました。土砂崩れと洪水で全てを失いました」。アンドリュー,シエラレオネ

      「ハリケーンが去って家に帰りました。何も残ってなくて,言葉を失いました。娘はしゃがみ込んで泣きだしました」。デービッド,バージン諸島

      被災した経験があれば,同じような気持ちになったかもしれません。被災者は喪失感,混乱,不安,悪夢を経験し,現実を受け入れられないこともあります。疲れ切って,頑張る気力が湧かないかもしれません。

      災害で全てを失ってもう限界だと感じ,生きているのがつらくなることさえあるでしょう。でも聖書は,生きることには確かに意味があり,明るい未来が必ず来ることを説明しています。

      聖書は生きる意味を教えてくれる

      伝道の書 7章8節には「事の終わりはその始めよりも優れている」とあります。災害の直後は見通しが立たないように思えても,生活を立て直すために地道に努力するなら,少しずつ日常を取り戻せるでしょう。

      「泣き声や苦悩の叫びが聞かれることはなくなる」と聖書は予告しています。(イザヤ 65:19)この言葉は,神の王国の下で地球がパラダイスに変わる時に実現します。(詩編 37:11,29)災害は二度と起きません。つらい記憶やトラウマは消え去ります。全能の神がこう約束しているからです。「以前の事柄は思い出されることも,心に浮かぶこともない」。(イザヤ 65:17)

      あり得ない,と思うかもしれません。でも全てを創造した神様は,あなたに「良い将来と希望を与え」,神の王国で穏やかな生活を送れるようにしてくれます。(エレミヤ 29:11)このことを知ると安心できます。前の記事で出てきたサリーはこう話します。「神の王国が約束している素晴らしい未来をイメージすると,前を向いて生きていけます」。

      神の王国がもうすぐ人類のために何を行うか,学んでみてはいかがですか。そうするなら,災害がなくなる日を心待ちにしながら今を生きることができます。さらに聖書は,被災後の生活に役立つアドバイスを与えています。

      心の支えになる聖書の言葉

      十分な休息を取る

      「両手いっぱいに仕事を持つのは風を追うようなことだ。それよりも,片手は休息で満たす方がよい」。伝道の書 4:6

      トラウマになるような経験をした場合,「ぐっすり眠れないと症状が悪化し,感情のバランスを取るのが難しくなる」と専門家たちは報告しています。それで,十分な休息は大切です。

      気持ちを聞いてもらう

      「心配事があると心が沈み[または,「憂鬱になり」,脚注],良い言葉によって心が晴れる」。格言 12:25

      家族や友達に話しましょう。気持ちを聞いてくれるだけでなく,励ましたり助けたりしてくれるでしょう。a

      未来に目を向ける

      「私たちが神の約束によって待ち望んでいる,新しい天と新しい地があります。そこには正しいことが行き渡ります」。ペテロ第二 3:13

      a 極度の不安やストレスが長く続く場合,医師に相談する必要があるかもしれません。

  • 愛する家族を亡くしたとき
    ものみの塔(一般用)2019 | No. 2
    • 夫婦が浜辺で互いに寄り添い,悲しそうに遠くを見つめている。

      愛する家族を亡くしたとき

      「兄が急に亡くなった時,どうしたらいいか分かりませんでした。しばらくは,兄のことを不意に思い出してはつらくなっていました。胸を深くえぐられるような気持ちです。『なんで死んじゃったの!』と怒りが込み上げることもありました。生きている間にもっと一緒に過ごしておけばよかった,と自分を責めていました」。バネッサ,オーストラリア

      愛する家族を亡くしたことがありますか。悲しみ,寂しさ,無力感,怒り,罪悪感,不安や恐れなど,いろいろな感情が湧き上がってきたことでしょう。生きていくのがつらくなることさえあるかもしれません。

      とはいえ,悲しむことは弱さの表れではありません。それだけその人を大事に思っていたということです。悲しみを和らげることはできるのでしょうか。

      どんなことが役立ったか

      悲しみから抜け出せないように感じる時,次のアドバイスを試してみましょう。気持ちが軽くなるかもしれません。

      我慢しない

      悲しみの表し方は人によって違います。それでも,泣くことで気持ちは楽になるものです。バネッサはこう言います。「ただ泣きました。気持ちを落ち着かせたかったんです」。妹を突然亡くしたソフィアはこう話します。「自分の気持ちに向き合うのはすごくつらいです。傷口を開いてうみを出すようなものです。大きな痛みを感じますが,そうすると傷は癒えていきます」。

      気持ちを話す

      もちろん,独りになりたいときもあるでしょう。でも,愛する人を亡くした悲しみは,独りで負うには重過ぎます。17歳のジャレドは父親を亡くした時のことを振り返ってこう言います。「気持ちをほかの人に話しました。支離滅裂だったと思いますが,話を聞いてもらえて良かったです」。ジャニスもこう述べています。「誰かに話すと気持ちがとても楽になりました。分かってくれていると感じましたし,独りで頑張らなくてもいいんだと思いました」。

      家族や友人に助けてもらう

      ある医師はこう言います。「家族や友人の助けを早くから受け入れると,死別の悲しみを克服するのが容易になる」。何をしてほしいかを友人に知らせましょう。助けになりたくて,どうすればいいのか知りたいと思っている人もいます。(格言 17:17)

      神様の助けを受け入れる

      ティーナはこう言います。「夫ががんで急に亡くなり,一番の相談相手がいなくなりました。それで,自分の気持ちを神様に打ち明けるようにしました。毎朝,『今日も一日やっていけますように』と祈りました。本当にいろんな仕方で神様は助けてくれました」。22歳の時に母親を亡くしたターシャはこう話しています。「聖書を毎日読んで元気をもらいました。考えを切り替えるヒントが見つかりました」。

      復活の時をイメージする

      ティーナはこう言います。「夫を亡くしたばかりの頃,復活の希望は慰めになりませんでした。私にとっても息子たちにとっても,夫はかけがえのない存在だったからです。でも,4年がたった今ではこの希望が生きる力になっています。夫とまた会える時を想像すると,気持ちが穏やかになって,前に進もうって思うんです」。

      死別の悲しみはすぐには癒えないかもしれません。ですが,バネッサはこう言います。「元の生活になんか絶対戻れないと思っても,悲しみは少しずつ和らいでいきます」。

      心にぽっかり空いた穴が消えないとしても,一日一日をやっていくことができます。神様の助けによって,友人との温かい交友を持ち,やりがいのある毎日を送れます。また,神様は亡くなった人を必ず復活させてくれます。大切な人ともう一度会わせてあげたいと思っているのです。その時,心にぽっかりと空いた穴はなくなっていることでしょう。

      心の支えになる聖書の言葉

      悲しみの涙を流すとき,神様は慰めてくれる

      聖書筆者はこう祈りました。「私の涙をあなたの革袋に集めてください。あなたの書に記されている私の涙を」。詩編 56:8

      気持ちを全て神様に伝える

      「神の前で苦しみを語ります。エホバa,助けを求めてあなたを呼びます」。詩編 142:2,5

      希望がある

      「神が……復活させてくださる」。使徒 24:15

      神様は亡くなった大勢の人たちを生き返らせることを約束し,その時を楽しみにしています。b (ヨブ 14:14,15)

      a エホバとは,聖書に出てくる神様の名前です。

      b 復活について詳しくは,エホバの証人が発行した「いつまでも幸せに暮らせます」の本のレッスン30をご覧ください。www.pr2711.comから無料でダウンロードできます。

  • 不倫されたとき
    ものみの塔(一般用)2019 | No. 2
    • 祈っている女性

      不倫されたとき

      「夫が家を出て若い女性の所に行った時,もう消えてしまいたいと思いました。あの人のためにずっと頑張ってきたのに」。マリーア,スペイン

      「妻が急に出て行った時,自分の中で何かが崩れ去りました。2人で育んだ夢,抱いた希望,人生設計は砕け散りました。気持ちが少し落ち着いたと思っても,またすぐに絶望感が襲ってきました」。ビル,スペイン

      配偶者に裏切られると,人生がすっかり変わってしまいます。もちろん,配偶者を許し,再びやっていけることもあります。a それでも,裏切られた側は深い苦しみを味わいます。そんなとき,どうすればいいでしょうか。

      心の支えになる聖書の言葉

      心痛を味わった多くの人は,聖書の言葉に慰められました。つらい気持ちを神様が分かってくれることに気付いたのです。(マラキ 2:13-16)

      「心配事で圧倒されそうな時,あなたは私を安心させ,落ち着かせてくださった」。詩編 94:19

      「この言葉を読んで,エホバ神が優しい父親のように私を慰めてくれていると思いました」とビルは当時を振り返ります。

      「あなたは,揺るぎない愛を示す人に,揺るぎない愛を示す」。詩編 18:25

      何カ月も夫が不倫をしていたカルメンはこう言います。「夫は裏切りましたが,エホバは裏切りません。エホバが私をがっかりさせることは絶対にありません」。

      「何も心配せず,いつでも祈り,祈願を捧げ,……願いを神に知っていただくようにしましょう。そうすれば,神からの平和が……皆さんの心……を守ります。その平和は人間の理解をはるかに超えています」。フィリピ 4:6,7

      サーシャはこう言います。「この言葉を何度も何度も読み返しました。祈れば祈るほど,穏やかな気持ちになりました」。

      この人たちは心が折れそうになりましたが,エホバ神を信頼し,聖書の言葉から力をもらいました。ビルはこう語ります。「全てを失ったように感じましたが,神様に心を向けることで前に進む力が湧いてきました。『深い陰が覆う谷』を歩いているように感じた時も,神様が共にいてくれました」。(詩編 23:4)

      a 許すかどうかについては,「目ざめよ!」1999年4月22日号の「配偶者に裏切られたとき」という特集記事をご覧ください。

      どんなことが役立ったか

      慰めになる聖書の言葉をじっくり読む

      「ヨブ記と『詩編』を読んで,共感できる言葉に線を引いています。聖書に出てくる人たちも同じような苦しみや不安を経験したんです」とビルは話します。

      音楽でリラックスする

      カルメンは,「眠れない夜には音楽を聴きました。ほっとできました」と言います。ダニエルはこう述べています。「音楽に合わせてギターを弾く練習をすると,心が安らぎました」。

      気持ちを話す

      「気持ちを話すのが苦手でしたが,良い友達がいたので毎日話すようにしました。手紙を書いたり会話したりして,気持ちを打ち明けました。そうして本当に良かったです」とダニエルは話します。サーシャはこう言います。「家族に支えられました。母は私が話したい時,いつでも時間を取ってくれました。父も優しく接してくれました。早く立ち直るよう,せかしたりはしませんでした」。

      諦めずに祈る

      カルメンは言います。「何度も祈りました。神様がそばにいて私の話を聞き,助けてくれているように感じました。つらい時期でしたが,神様がいっそう身近な存在になりました」。

  • 重い病気にかかったとき
    ものみの塔(一般用)2019 | No. 2
    • 重い病気にかかったとき

      「肺と結腸にがんがあると知らされた時,死刑宣告を言い渡されたように感じました。でも家に着くと,『そうね,想定外だったけど,何とかしなきゃね』と思いました」。リンダ,71歳

      「顔面神経痛になりました。顔の左側です。たびたび激痛に襲われ,気分が落ち込みました。孤独を感じ,自殺を考えたこともあります」。アリス,49歳

      車椅子に乗った病気の男性が家族と一緒にいる。

      自分や家族が命に関わる病気だと知らされると,つらい気持ちになります。病気の治療だけでも大変ですが,いろいろな不安や心配も出てきます。病院に行くだけでもストレスになることがあります。適切な治療がなかったり,治療費が高過ぎたり,薬の副作用があったりすると,もっと不安になるかもしれません。もう耐えられないと感じることさえあります。

      どこに助けを求めたらよいでしょうか。多くの人は,神様に祈って頼り,聖書の言葉を読んで慰められてきました。家族や友人も支えになってくれるでしょう。

      どんなことが役立ったか

      58歳のロバートはこう言います。「神様への信仰を持ち,病気に立ち向かいましょう。そうすれば,神様は助けてくれます。祈って気持ちを伝えてください。家族を励ませるように,気持ちをしっかり持って病気に向き合えるように祈ることができます」。

      ロバートはこう続けます。「家族の支えは,感情のバランスを取るのに大きな力になります。毎日必ず誰かが『調子はどう?』と電話してくれます。いろんな所にいる友人が励ましてくれます。そのたびに頑張り続ける力をもらっています」。

      病気の友人を訪ねるとき,リンダの次の言葉は参考になります。「病気の人はできるだけ普段通りの生活を送りたいと思っています。いつも病気のことを話題にしたいわけではありません。普段話していることを話すとよいと思います」。

      たとえ重い病気にかかっていても,神様の助けと聖書の慰めの言葉,家族や友人からのサポートがあれば,生きることには確かに意味があると思えるでしょう。

      心の支えになる聖書の言葉

      神様に頼る

      「私が尋ねると,エホバは答えてくださった。全ての恐れから助け出してくださった。立場が低いこの私が呼ぶと,エホバは聞いてくださった」。詩編 34:4,6

      リンダはこう言います。「『病気を治してください』ではなく,『強さを下さい,病気に耐えられるよう助けてください』といつも祈ります」。

      聖書の言葉から力をもらう

      「『私は病気だ』と言う住民はいなくなる」。イザヤ 33:24

      神様のこの約束をじっくり考えると,病気に耐える力が湧いてきます。

      家族や友人に助けてもらう

      「真の友はどんな時にも愛を示す。苦難の時に頼れる兄弟である」。格言 17:17

      「自分の殻に閉じこもらない方がいいです」とアリスは言います。「みんなの助けを断らないでください。孤独で神様にさえ見捨てられたように感じるときも,人との距離を置かないことが大切だと思います」。

  • もう生きていけないと思ったとき
    ものみの塔(一般用)2019 | No. 2
    • 女性が聖書を開いてテーブルに着き,遠くを見つめている。

      もう生きていけないと思ったとき

      「こういう気持ちにずっと悩まされました」とブラジルのアドリアーナは打ち明けます。「死んだ方が楽になれる,と考えるようになりました」。

      アドリアーナのように,つらくてもう生きていけないと思ったことがありますか。アドリアーナは極度の不安や悲しみ,絶望感に苦しめられていました。うつ病と診断されました。

      病気がちな高齢の親を世話していた日本の馨は,こう話します。「その頃は仕事もとても忙しく,食欲を失い,ほとんど眠れなくなりました。死んだら楽になれるんだろうな,と考えるようになりました」。

      ナイジェリアのオジェボデも,「いつも悲しくて泣いていました。どうやって死のうかと考えていました」と言います。幸い,アドリアーナ,馨,オジェボデが命を絶つことはありませんでしたが,自殺者は毎年幾十万人にも上ります。

      どこに助けを求めたらよいか

      自殺する人の多くは男性です。助けを求めるのに抵抗があった人もいたようです。でも,イエスは病気の人には医者が必要だと言いました。(ルカ 5:31)つらくなった時には,ためらわずに助けを求めてください。鬱に苦しんでいた多くの人たちは,治療を受けてよかったと感じています。アドリアーナ,馨,オジェボデは医師に相談し,憂鬱な気持ちに対処できるようになりました。

      医師は,薬やトークセラピーといった治療を勧めてくれるかもしれません。家族や友人の辛抱強くて温かいサポートも大切です。何よりも,エホバ神が最高の友となり,聖書を通して素晴らしい助けを与えてくれます。

      苦しみから解放される日は来るか

      鬱と闘っているなら,長期的な治療を受け,生活の仕方を変える必要があるかもしれません。また,明るい将来があることを知ると慰められます。オジェボデはこう言っています。「イザヤ 33章24節が実現する日を心待ちにしています。『私は病気だ』と言う人はいなくなるんです」。神様が約束している「新しい地」では「苦痛」がなくなります。(啓示 21:1,4)精神的,感情的な苦痛から解放されます。つらい気持ちが「思い出されることも,心に浮かぶことも」なくなる日が来るのです。(イザヤ 65:17)

      心の支えになる聖書の言葉

      神様が気持ちを理解してくれる

      「あなたの神である私エホバは,あなたの右手をしっかりつかみ,『恐れてはいけない。私があなたを助ける』と言う」。イザヤ 41:13

      エホバほど私たちの気持ちを分かってくれる方はいません。エホバは私たちを助けたいと思っています。

      聖書の言葉をじっくり考える

      「[エリヤは]死ぬことを願って言った。『……エホバ,どうぞ私の命を取り去ってください』」。列王第一 19:4

      「聖書の言葉をじっくり考えると,慰められました」とオジェボデは言います。「預言者エリヤも私と同じように感じていたんです」。

      聖書の登場人物から学ぶ

      「私[イエス]は,あなた[ペテロ]の信仰が尽きないように祈願しました」。ルカ 22:32

      使徒ペテロはイエスを知らないと3度も言ってしまい,つらくなって号泣しました。馨はこう言います。「ペテロに起きた一連の出来事をよく考えました。エホバとイエスがペテロの気持ちを優しく気遣っていたことが分かり,力をもらいました」。

      つらい気持ちが「思い出されることも,心に浮かぶことも」なくなる日が来ます。イザヤ 65:17

  • 生きることには意味がある
    ものみの塔(一般用)2019 | No. 2
    • 若い女性が聖書を読んでいる。

      生きることには意味がある

      ファイザルは妻を亡くしたわずか1年後に,心臓の大手術を受けることになりました。こう言っています。「ヨブ記を読んで,エホバがなぜヨブのことを聖書に含めたのかが分かりました。自分と似たような経験をした人について読んで,慰められました。諦めずに頑張ろうと思いました」。

      ターシャは若い時に母親を亡くしました。こう言います。「エホバ神を知ったので,問題がたくさんあっても,生きる目的や希望,喜びを持てるようになりました。一日一日をやっていけるよう,エホバは支えてくれます」。

      つらい経験をすると,生きるのを諦めたくなるかもしれません。生きる意味があるのだろうかとか,気に掛けてくれる人は誰もいないと思うかもしれません。でも,神様は気に掛けています。神様にとってあなたは大切な存在なのです。

      詩編 86編の作者は神様を信頼し,こう言いました。「苦難の日にあなたに呼び掛けます。あなたは答えてくださいます」。(詩編 86:7)神様は「苦難の日に」どのように答えてくれるのでしょうか。

      神様は問題をすぐに取り除くことはないかもしれませんが,落ち着いて問題に対処できるよう助けてくれます。聖書にこうあります。「何も心配せず,いつでも祈り,祈願を捧げ,感謝しつつ,願いを神に知っていただくようにしましょう。そうすれば,神からの平和が……皆さんの心と考えを守ります」。(フィリピ 4:6,7)神様が気に掛けてくれることは次の聖書の言葉から分かります。

      神様は気に掛けてくれる

      「[スズメ]1羽でさえ神に見過ごされることはありません。……あなたたちはたくさんのスズメより価値があるのです」。ルカ 12:6,7,脚注

      考えてみてください。人が気にも留めないような小さな鳥たちを,神様は世話しています。小さなスズメ1羽でさえ,見過ごすことはありません。一羽一羽を大切に思っています。神様にとって,人間はスズメよりもはるかに大切な存在です。人間は神様に「似た者」として造られたので,神様の素晴らしい性格を反映できます。ですから,神様は人間に特別な愛情を持っています。(創世記 1:26,27)

      「エホバ,あなたは私の全てを探りました。私のことを知っています。……私の考えを知ります。……私を調べ,不安な気持ちを知ってください」。詩編 139:1,2,23

      考えてみてください。神様はあなたのことをよく知っています。誰にも言えない悩みや気持ちも知っています。周りの人が分かってくれなくても,神様は分かってくれて,あなたを助けたいと思っています。ですから,生きることを諦めないでください。

      神様はあなたを支えてくれる

      「エホバ,私の祈りを聞いてください。助けを求める叫びがあなたに届きますように。……耳を傾けてください。私が呼ぶ時,すぐに答えてください。[神は]困窮した人の祈りに注意を払います」。詩編 102:1,2,17

      考えてみてください。人類の苦しみが始まった時から,人々が流してきた一粒一粒の涙をエホバは見てきました。(詩編 56:8)あなたが流した涙もです。神様はあなたのつらい経験を知っています。エホバにとってあなたは大切な存在です。

      「心配してはいけない。私があなたの神である。私はあなたを強くし,必ず助ける。……あなたの神である私エホバは……『恐れてはいけない。私があなたを助ける』と言う」。イザヤ 41:10,13

      考えてみてください。神様はいつでもあなたを助けてくれます。たとえあなたが倒れても,神様が起き上がらせてくれます。

      明るい希望がある

      「神は,自分の独り子を与えるほどに人類を愛したのです。そのようにして,独り子に信仰を抱く人が皆,滅ぼされないで永遠の命を受けられるようにしました」。ヨハネ 3:16

      考えてみてください。神様はあなたを大切に思い,自分の子イエスを進んで与えました。あなたがいつまでも幸せに暮らすという希望を持てるようにしてくれたのです。a

      生きていくのがつらいと感じても,聖書を学ぶなら素晴らしい将来に希望が持てます。喜びを感じ,生きることには確かに意味があると思えるでしょう。

      a イエスの死によって,将来どんな素晴らしいことが実現するのでしょうか。詳しくはwww.pr2711.comの「イエスの死を思い起こしましょう」という動画をご覧ください。ホーム > エホバの証人について > 記念式

  • あなたを大切に思っている方がいます
    ものみの塔(一般用)2019 | No. 2
    • あなたを大切に思っている方がいます

      若い女性が笑顔で,人混みの中を確かな足取りで歩いている。

      気に掛けてくれる人が誰もいないと思っても,あなたを大切に思っている方がいます。それは誰でしょうか。

      ダビデ王はこう言いました。「たとえ父と母に捨てられても,エホバが迎えてくださる」。詩編 27:10

      「神は,温かな憐れみの父,あらゆる慰めの神であり,私たちがどんな試練に遭うとしても慰めてくださいます」。コリント第二 1:3,4

      「心配事を全て神に委ねましょう。神は優しく気遣ってくださるからです」。ペテロ第一 5:7

      神様があなたを大切に思っていることについては,エホバの証人が発行した「いつまでも幸せに暮らせます」の本のレッスン08をご覧ください。www.pr2711.comで読むこともできます。

      神様を身近に感じるために何ができるでしょうか。詳しくは,エホバの証人が発行した「いつまでも幸せに暮らせます」という本のレッスン08をご覧ください。www.pr2711.comで読むこともできます。

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