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立ち止まって,エホバの救いを見よ!ものみの塔 2003 | 6月1日
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9,10 (イ)エホバは,手ごわい敵に対する勝利をどのようにユダにお与えになりましたか。(ロ)今日のクリスチャンは引き続き何を行なってゆく必要がありますか。
9 ハルマゲドンにおいて頂点に達する,来たるべき大患難の時,キリストはすべての悪に対して戦います。しかし,キリストの追随者たちは戦うにはおよびません。幾千年も前に,ユダの二部族王国の住民が戦わなくてよかったのと同じです。戦いはエホバのものであり,エホバが勝利をお与えになりました。こう記録されています。「エホバはユダに入って来たアンモン,モアブおよびセイルの山地の子らに対して待ち伏せする者を設けたので,彼らは互いに打ち合うようになった。そして,アンモンとモアブの子らはセイルの山地の住民に対して立ち上がって彼らを滅びのためにささげ,滅ぼし尽くした。彼らはセイルの住民を処置し終えるや,互いに助けて自分の仲間を滅びに陥れた。ところで,ユダは,荒野の物見の塔のところに来た。彼らがその群衆の方に顔を向けると,何と,彼らは地に倒れた死がいで,逃れた者はひとりもいなかった」。―歴代第二 20:22-24。
10 それはまさに,『あなた方は戦うにはおよばない』とエホバがあらかじめお告げになったとおりでした。(歴代第二 20:17)これは,イエス・キリストが「征服を完了するために」介入なさるときにクリスチャンが取るべき行動の型となっています。それまでの間,クリスチャンは引き続き,肉的な武器ではなく霊的な武器をもって悪と戦います。そのようにして,『善をもって悪を征服してゆく』のです。―ローマ 6:13; 12:17-21; 13:12。コリント第二 10:3-5。
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立ち止まって,エホバの救いを見よ!ものみの塔 2003 | 6月1日
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神の僕たちはどのように応じるか
14 神の民は,攻撃を受ける時,どんな三つの事柄を行ないますか。
14 神の僕たちは,攻撃の下で何を行なうことになっていますか。この点でも,エホシャファトの時代の予型的な神の国民の反応が型となっています。その民が三つの事柄を行なうよう命じられていたことに注目してください。(1)しっかり立ち,(2)立ち止まって,(3)エホバの救いを見るのです。今日の神の民は,この命令と調和してどのように行動するでしょうか。―歴代第二 20:17。
15 エホバの民にとって,しっかり立つとはどういう意味ですか。
15 しっかり立つ: 神の民はたじろぐことなく,神の王国を積極的に支持するという立場を固守してゆきます。クリスチャンの中立の立場も保ち続けます。エホバへの忠節な奉仕において「堅く立って,動かされることなく」,愛ある親切を示してくださるエホバを引き続き公に賛美します。(コリント第一 15:58。詩編 118:28,29)現在あるいは将来にどんな圧力を受けようとも,おじけづいて,神に是認されたこの立場を捨てたりはしません。
16 エホバの僕たちはどのように立ち止まりますか。
16 立ち止まる: エホバの僕たちは自分で動いて自らを救おうとはせず,エホバに絶対の信頼を寄せます。エホバこそ,混とんとした世界から神の僕たちを救い出せる唯一の方であり,そうすると約束してもおられます。(イザヤ 43:10,11; 54:15。哀歌 3:26)エホバに対する信頼には,神がご自分の目的を果たすために100年以上にわたって明らかに用いてこられた,目に見える現代の経路に対する信頼も含まれます。攻撃を受ける時,真のクリスチャンは,エホバとその統治する王から指導の任に当たる権威をゆだねられている仲間の崇拝者たちに確信を置くことが,それまでにもまして必要となるでしょう。それら忠実な男子が神の民を導きます。その指示を無視することは災いとなるでしょう。―マタイ 24:45-47。ヘブライ 13:7,17。
17 神の忠実な僕たちがエホバの救いを見るのはなぜですか。
17 エホバの救いを見る: クリスチャンの忠誠の立場を固守し,救出を求めてエホバに依り頼む人すべては,報いとして救いを経験します。その最後の時まで,可能な限り,クリスチャンはエホバの裁きの日の到来を告げ知らせます。創造物すべては,エホバがまことの神であり,地上に忠実な僕たちを持っておられる,ということを知らなければなりません。エホバの主権の正当性に関する多年の論争が必要になることは,もう二度とありません。―エゼキエル 33:33; 36:23。
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