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エホバの天界の王座の荘厳さ啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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8 ヨハネは王座の周りにだれがいるのを見ますか。それらの人たちはだれを表わしていますか。
8 ヨハネは,古代の幕屋で奉仕する祭司たちが任命されたことを知っていました。ですから,次のように描写されている事柄を見たヨハネは,驚かされたことでしょう。「そして,み座の周りには二十四の座があり,それらの座には,二十四人の長老が,白い外衣をまとい,頭に黄金の冠を頂いて座っているのが見えた」。(啓示 4:4)そうです,祭司たちではなく,24人の長老が王たちのように王座に就けられ,冠を頂いているのです。それらの長老とはだれでしょうか。それは,復活させられて,エホバから約束された天的な地位を占めている,クリスチャン会衆の油そそがれた者たちにほかなりません。
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エホバの天界の王座の荘厳さ啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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しかし,24人の長老の天的な割り当ては,行政上の支配に限られているわけではありません。ヨハネは啓示の書の紹介の言葉の中でイエスについて,「この方はわたしたちを,ご自分の神また父に対して王国とし,祭司としてくださった」と述べました。(啓示 1:5,6)これらの人たちは王であると同時に祭司でもあります。「彼らは神およびキリストの祭司となり,千年のあいだ彼と共に王として支配する」のです。―啓示 20:6。
11 長老たちの人数が24人なのは,どうしてふさわしいことですか。その数は何を表わしていますか。
11 ヨハネは王座の周りに24人の長老がいるのを見ますが,その24という数にはどんな重要な意味がありますか。これらの人たちは多くの点で,古代イスラエルの忠実な祭司たちによって予表されていました。使徒ペテロは油そそがれたクリスチャンに,『あなた方は,「選ばれた種族,王なる祭司,聖なる国民,特別な所有物となる民」です』と書き送りました。(ペテロ第一 2:9)興味深いことに,あの古代ユダヤ人の祭司団は24の組に分けられ,1年のうちエホバのみ前で奉仕するそれぞれの週が各々の組に割り当てられて,神聖な奉仕が絶えず行なわれました。(歴代第一 24:5-19)ですから,天的な祭司職に関するヨハネの幻の中で24人の長老が描かれているのは,ふさわしいことです。なぜなら,この祭司団はエホバに絶え間なく奉仕し続けるからです。その祭司団は完成すると,各々征服する人たち6,000人で成る24の組を持つことになります。というのは,啓示 14章1節から4節によれば,14万4,000(24×6,000)人が『人類の中から買い取られて』,子羊イエス・キリストと共に天のシオンの山に立つからです。12という数は神の設けられる均衡の取れた組織を表わしているので,24という数はそのような取り決めを二重にします。つまり,強化します。
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