質問箱
● わたしたちは,関心ある人がエホバの組織を認識するよう援助する際,「世界中で一致して神のご意志を行なうエホバの証人」のブロシュアー以外の資料を用いることもできますか。
その目的のために『ご意志を行なう証人』のブロシュアーのほか,「二十世紀におけるエホバの証人」のブロシュアー,「わたしたちの奉仕の務めを果たすための組織」の本や毎年の「年鑑」,「ものみの塔」誌・「目ざめよ!」誌や協会が発行した他の出版物,また,それ以外の資料も用いることができます。
1986年の地域大会で発表された『ご意志を行なう証人』のブロシュアーは,人々にエホバの組織に関する様々な面を説明する目的をもって作られました。視覚に訴える多くのさし絵を載せたこのブロシュアーには,世界各地のエホバの証人の活動に関する最新の情報が含まれています。ですから,このブロシュアーを基礎にして,組織について話し,示すことが勧められています。
ある伝道者たちは,研究前後のくつろいだ短い時間を用いて,少しずつこのブロシュアーを討議し,まず一通り学び終えてから,再び必要な部分を取り上げたり,他の出版物や資料を用いたりして研究生の認識を築き上げてゆくようにするかもしれません。他方,一度の討議にあてるこのブロシュアーの資料をもっと少なくし,その都度補足的な資料を十分に用いてじっくりと進めてゆく伝道者たちもいることでしょう。
「二十世紀におけるエホバの証人」のブロシュアーは,ごく一部の情報が幾分古いものになっているとはいえ,人々がエホバの証人に関して知りたいと思っている数多くの資料を掲載しています。それで,『ご意志を行なう証人』のブロシュアーと共に,このブロシュアーを活用してください。協会にはまだ在庫がありますから,必要な人は会衆を通して注文することができます。
組織に関して話したり討議したりする時,いつでも研究生の立場に立つのはよいことです。わたしたちはすでにある程度の期間エホバの組織に交わってきましたが,研究生はまったく,あるいはごくわずかな期間しか交わっていません。そのわけで,出版物中のさし絵や自分で準備したものを用いて視覚に訴えながら説明することや,集会の開かれていない時に王国会館を見てもらうこと,会衆の成員をその研究に伴って親しくなってもらうことなどが提案されてきました。そのようにすれば,研究生は,交わり始める時にも,次の段階に進む時にも,違和感を持つことなくエホバの組織に溶け込むことができるでしょう。