質問箱

● 研究生が学び終えるべき2冊の本は，『永遠に生きる』の本と「崇拝」の本でなければなりませんか。

これまで協会は，聖書研究生を援助するために，「あなたは地上の楽園で永遠に生きられます」および「唯一まことの神の崇拝において結ばれる」の2冊の本を用いるよう提案してきました。このことは，研究生が真理の正確な知識を得，聖書の教えを自分に適用するのに大きく貢献してきました。それで協会は，研究生が聖書の教理を十分に理解し，道徳律を含むクリスチャンの生き方の基盤となる聖書の原則を正しく把握し，適用してゆくために，引き続き2冊の本を学び終えるようにするのはふさわしいと考えています。

1冊目の本として，『永遠に生きる』の本は最も適切です。それにより，キリスト教の肝要な教理，そこに含まれているエホバのお目的，さらにはエホバの組織に関する事柄やキリスト教の規準，献身の必要性に至るまで広範な知識を得ることができるでしょう。

しかしながら，2冊目の本に関して，「崇拝」の本はある研究生にとって難しいとの観察が多く寄せられています。もしそうであれば，「崇拝」の本に固執することなく，「あなたの王国が来ますように」の本，あるいは，クリスチャンが生活上の導きとすべき聖書の原則やエホバに仕えたいと思う人のための要求を述べている，「真の平和と安全 ― どのように見いだせるか」の本を用いることができます。どちらの本も，前途に横たわるものに対して研究生を備えさせるのに大いに役立つことでしょう。それで，2冊目の本として「崇拝」の本が難しいと思う場合，ためらうことなく「王国」あるいは「平和」の本を用い，研究生の必要にこたえてください。言うまでもありませんが，「崇拝」の本がふさわしいと思う場合，それを用いることができます。

2冊の本を学んでいる間にも，他の出版物の助けを得るのが効果的である場合が数多く生じることでしょう。多くの経験ある奉仕者たちは，「父を尋ね求めて」の小冊子や「人生」，「幸福」などの本を必要に応じて用い，研究生の進歩を助けています。今回2冊目の本に関してなされた新しい提案は，より適切な仕方で研究生を援助することに貢献するものとなるに違いありません。