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神の民に対する慰めイザヤの預言 ― 全人類のための光 II
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13,14 「ラハブ」および「海の巨獣」という表現は何を表わしていますか。そのものは,どのように『打ち砕かれ』,『刺し通され』ますか。
13 イザヤは,捕らわれの身の神の民のために行動を起こすようエホバに呼びかけるかのように,こう言います。「エホバの腕よ,覚めよ,覚めよ,力を身に着けよ! 覚めよ,昔の日のように,過ぎ去った代々のように。ラハブを打ち砕き,海の巨獣を刺し通したのは,あなたではないか。
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神の民に対する慰めイザヤの預言 ― 全人類のための光 II
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「ラハブ」および「海の巨獣」という表現は,イスラエルのエジプト脱出を阻もうとしたファラオの配下のエジプトを指しています。(詩編 74:13; 87:4。イザヤ 30:7)古代エジプトは,頭をナイル川の三角州に置き,長い胴体を肥沃なナイル流域に長々と横たえている巨大な蛇に似ていました。(エゼキエル 29:3)しかしこの巨獣は,エホバが十の災厄を下した時に切り砕かれました。そして,紅海の水によって軍隊が壊滅させられた時に,刺し通され,ひどい傷を負い,弱体化しました。そうです,エホバはエジプトを扱う際にご自分の腕の力をお示しになったのです。では,バビロンで流刑となっている自分の民のためにも戦おうとされるのではないでしょうか。
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