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多くの人と引き換えるための贖いものみの塔 1992 | 6月15日
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「贖い」と訳されているギリシャ語(リュトロン)について,聖書学者のアルバート・バーンズは次のように書いています。「贖いという語は,字義通りには捕虜を請け戻すために支払う代価を意味している。戦時に,敵に捕虜を取られた場合,その者たちを解き放つために要求される金銭が贖いと呼ばれている。すなわち,捕虜が自由にされるための手段である。ゆえに,人を刑罰や苦しみや罪の状態から解き放つものは何であれ贖いと呼ばれる」。
そうです,「人を……解き放つものは何であれ」リュトロンという語で表わすことができます。ですからこのギリシャ語は,解き放つという行動あるいは過程を際立たせているのです。a
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