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話の種になる食べ物目ざめよ! 1994 | 8月8日
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スイスのチーズ・フォンデュ
チーズ・フォンデュを作ってみるのはいかがでしょうか。右にご紹介するのは,前菜にも主菜にもなるフォンデュの作り方です。
深めの片手なべの内側をにんにくの切り口でこすり,にんにくは取り除きます。なべにワインとレモン汁を入れて中火で温めます。泡が立って,表面全体に広がります。ワインを沸騰させないようにします。
コーンスターチまたは小麦粉と,おろしたチーズをボールに入れて混ぜ合わせます。
先ほどのワインを絶えずかき混ぜながら,チーズを一つかみ加えます。それが溶けたら,チーズをもう一つかみ加えて,溶けるまでかき混ぜます。この要領で,チーズを全部溶かします。好みによって,白コショウとナツメグか,パプリカと挽いたクローブで味を調えます。
それをフォンデュなべに移し,弱火か中火のこんろに掛けます。各人には,フォンデュ用の柄の長いフォークと皿とディナー用フォークが用意されているので,フォークにディッパーを刺し,それでフォンデュを円または8の字を描くようにかき回してください。それからディッパーを皿に載せて,ディナー用フォークでいただきます。
フォンデュが薄すぎる時はチーズを足します。濃くなり過ぎたなら,温めたワインを入れてかき混ぜます。ワインとチーズが分離した場合は,強火で熱し,泡立て器で強くかき混ぜて,火を弱めます。ディッパーを浸した時に必ずフォンデュをかき回すようにすれば,分離しません。
アルコールを含まない材料をベースにしたフォンデュを好む場合は,基本的なチーズ・ソースを用意します。バターと小麦粉,各大さじ4杯を混ぜ合わせ,弱火で加熱します。冷たい牛乳2カップを加えて,ゆっくり熱し,2分間煮ます。においの強いチーズ(おろしたもの)カップ1杯半を少しずつ加え,かき混ぜて溶かし,塩とコショウで味を調えます。先と同様の要領でディッパーを浸します。
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話の種になる食べ物目ざめよ! 1994 | 8月8日
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スイスのチーズ・フォンデュの材料
にんにく(二つ割りにする)……1片
辛口の白ワイン……カップ1 1/2
レモン汁……大さじ1
コーンスターチまたは小麦粉……大さじ1 1/2-2
スイスチーズ(おろしたもの)……435g
(またはスイスチーズとグリュイエールチーズとを合わせたもの)
キルシュ(なくてもよい)……大さじ2-3
白コショウとナツメグまたはパプリカとクローブ(好みで)
ディッパー:
皮が堅くて厚いフランスパンかイタリアパン2個,または堅いロールパンを3㌢のさいの目に切る。どれにも皮が付いているようにする
ゆでたとり肉,ハム,エビ
生野菜または,ゆでた野菜
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