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使い捨ての製品が処分不能なゴミになる目ざめよ! 1990 | 9月22日
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一般の常識に反して,アメリカ人が毎日捨てる約16万㌧の紙くずや,世界中で捨てられる計り知れないほどの膨大な量の紙くずは,埋め立て地の大量のゴミの下に長年埋もれていても,腐ってなくなるということがありません。埋め立て地に35年以上埋もれていた新聞が掘り出された時,その活字は,発行された日と変わらないほどはっきりと読める状態でした。
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使い捨ての製品が処分不能なゴミになる目ざめよ! 1990 | 9月22日
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特に新聞用紙の再生で問題なのは,古新聞の膨大な過剰供給です。アメリカ製紙協会のスポークスマンはこう語りました。「古新聞の在庫量は最高記録に達している。工場や古紙業者の倉庫には100万㌧以上の古新聞があり,その量は年間生産量の3分の1に相当する。倉庫が満杯になる時も近い」。このように古新聞があふれているため,多くの都市は1年前には古新聞を売って1㌧につき40㌦(約6,000円)を得ていたのが,今では古新聞1㌧につき25㌦(約3,750円)を請負業者に支払って,焼却もしくは埋め立て地に投棄してもらっています。
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