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地震の時にはどうすればよいか目ざめよ! 1987 | 3月8日
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迅速で行き届いた政府の救援活動
災害に対する当局の対応は迅速で,たくさんの救援物資が被災地に送られました。家を失った家族のためにやがて何千ものテントが空き地に張られました。このテント“町”に水を供給するための水道設備も仮設されました。一新聞の伝えるところによれば,国防大臣のイオアニス・ハラランボポウロスは,現地で自らこの救援活動を指揮したとのことです。外国の政府からも援助が差し伸べられました。ギリシャのある海運王は,マリアナ号という自分の豪華客船をカラマタ港に持って来て,千人を超える人々に宿泊所を提供しました。
エホバの証人も,カラマタの兄弟たちや他の関心ある人々の必要を満たすため,速やかに行動しました。近隣の諸会衆やアテネからは食糧物資が列車で送られました。家やその他の所有物を失った証人たちもいましたが,霊的な価値基準に対する認識は失っていないことを示しました。町にあった証人たちの集会場所はたいへん危険で使用できなかったため,町から数キロ離れた所に,日曜日の集会のためにテントの“王国会館”がつくられました。さらに,週中に開く聖書研究の集会のために四つの小さなテントが町に張られました。不便な状況にもかかわらず,会衆の成員の100%を上回る人々が集会に出席しました。
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地震の時にはどうすればよいか目ざめよ! 1987 | 3月8日
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[23ページの図版]
ここでは7人が死亡したが,生後十日の赤ちゃんが一人救出された
家を失った人々のために一時的に張られたテント
カラマタ郊外に設けられたテントの“王国会館”
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