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  • 聖書の66番目の書 ― ヨハネへの啓示
    『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
    • 28 聖書の最初の部分で始められた記録を「啓示」の書が締めくくっていることを,どんな例から理解できますか。

      28 「啓示」の書は,霊感を受けて記され,収集された,66冊の書で成る聖書の何と輝かしい結末を示すものとなっているのでしょう。何も省かれてはいませんし,終わりには少しもあいまいな所がありません。今や,わたしたちは始まりと共に壮大な終局をはっきり見ることができます。聖書の最後の部分が,最初の部分で始めた記録を締めくくるものとなっているのです。創世記 1章1節は神が物質の天と地を創造されたことを述べているように,啓示 21章1節から4節は,イザヤ 65章17節と18節および66章22節,ならびにペテロ第二 3章13節でも預言されているとおり,新しい天と新しい地,および人類にもたらされる,言いようのないほどの祝福について述べています。最初の人間は,不従順になるなら,必ず死ぬと告げられたとおり,神は従順な者たちに,『もはや死がない』ことをはっきり保証しておられます。(創世記 2:17。啓示 21:4)蛇が人類を欺く者として最初に現われた時,神はその頭を砕くことを予告されました。そして,「啓示」の書は,悪魔またサタンである初めからの蛇がどのようにして最終的に投げ落とされて滅ぼされたかを明らかにしています。(創世記 3:1-5,15。啓示 20:10)不従順な人間はエデンの園の命の木に近づけないよう追いやられましたが,象徴的な命の木が従順な人類の「諸国民をいやすため」に現われます。(創世記 3:22-24。啓示 22:2)川がエデンから出て園を潤していたように,命を得させ,命を支える象徴的な川が神のみ座から流れ出るさまが描かれています。これはエゼキエルが見た以前の幻と類似しており,また「永遠の命を与えるためにわき上がる水の泉」に関するイエスの言葉をも思い起こさせます。(創世記 2:10。啓示 22:1,2。エゼキエル 47:1-12。ヨハネ 4:13,14)最初の男女が神のみ前から追いやられたのとは対照的に,忠実な征服者たちは神のみ顔を見ます。(創世記 3:24。啓示 22:4)「啓示」の書の胸の躍るようなこれらの幻について考えるのは本当に有益なことです。

      29 (イ)「啓示」はバビロンに関する種々の預言をどのように結び合わせていますか。(ロ)ダニエル書と「啓示」には,王国や獣の幻に関してどんな対応性が見られますか。

      29 また,「啓示」の書が邪悪なバビロンに関する預言をどのように結びつけているかにも注目してください。イザヤは,文字どおりのバビロンの倒壊を,それが起きるずっと以前に予見し,「彼女は倒れた! バビロンは倒れた」と言明していました。(イザヤ 21:9)エレミヤもまた,バビロンに対して預言しました。(エレミヤ 51:6-12)しかし,「啓示」の書は,「大いなるバビロン,娼婦たちと地の嫌悪すべきものとの母」について象徴的なことばで述べています。彼女もまた,覆されなければなりません。ヨハネはその様子を幻の中で見,「彼女は倒れた! 大いなるバビロンは倒れた」と言明しています。(啓示 17:5; 18:2)神によって立てられ,他の王国を打ち砕いて,「定めのない時に至るまで」続く王国に関するダニエルの幻を思い出されますか。このことと,「啓示」の書の天での,「世の王国はわたしたちの主とそのキリストの王国となった。彼は限りなく永久に王として支配する」という宣言がどのように結びつけられているかに注目してください。(ダニエル 2:44。啓示 11:15)また,ダニエルの幻は,『人の子のような者が天の雲と共に来て,定めなく続く支配権と尊厳と王国とを受ける』さまを描いていましたが,「啓示」の書も,イエス・キリストが「地の王たちの支配者」であり,「雲と共に来」て,「すべての目(が)彼を見る」ことを明らかにしています。(ダニエル 7:13,14。啓示 1:5,7)また,ダニエルの幻の中の獣と,「啓示」の書に描かれる獣との間にもある種の対応性が見られます。(ダニエル 7:1-8。啓示 13:1-3; 17:12)確かに,「啓示」の書は,信仰を強める研究のための一つの広範な分野を提供しています。

  • 聖書の66番目の書 ― ヨハネへの啓示
    『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
    • 32 (イ)「新しい天」と「聖なる都市,新しいエルサレム」に関する幻は,王国の胤について予告された事柄すべてをどのように要約したものと言えますか。(ロ)王国は地上の人類にどんな祝福を保証していますか。

      32 「新しい天」と「聖なる都市,新しいエルサレム」に関するこの幻は,王国の胤に関して聖書が昔から予告してきた事柄すべてを確かに要約したものと言うことができます。その胤によって,『地のすべての家族は自らを祝福する』のですが,アブラハムはその胤と「真の土台を持つ都市」とを期待していました。『その都の造り主は神』なのです。今や,「啓示」の書の幻の中で,祝福をもたらすその都市とは,「新しい天」,つまり新しいエルサレム(キリストの花嫁)とその花婿で構成される神の王国という新しい政府であることがわたしたちのためにまさしく明らかにされています。これらの方々は全地を治める義の政府を一緒に運営します。エホバは忠実な人類が「その民」となって,エデンにおける反逆以前に人間が享受したような,罪や死のない幸福な状態で生活するようになることを忠実な人間に約束しておられます。そして,「啓示」の書は,強調のために,神が『彼らの目からすべての涙をぬぐい去られる』ことを2回述べています。―創世記 12:3; 22:15-18。ヘブライ 11:10。啓示 7:17; 21:1-4。

      33 (イ)「啓示」の書は神の目的が成し遂げられるさまについてどのような驚嘆すべき全体的幻を与えていますか。(ロ)「聖書全体」は「神の霊感を受けたもので……有益」であることがどのように証明されましたか。なぜ今は神の言葉を研究してそれに従うべき時ですか。

      33 そうです,霊感による聖書の何と壮大な結びのことばでしょう。これらの「必ず起きる事柄」は何と驚嘆すべきものなのでしょう。(啓示 1:1)「預言者たちの霊感の表現の神」であられるエホバのみ名は神聖なものとされます。(22:6)16世紀間にわたって記された預言的な著作の成就が示され,何千年にもわたる信仰の業がまさしく報われているのです!「初めからの蛇」は死に,その軍勢は滅ぼされ,悪はもはや存在しなくなります。(12:9)神の王国は「新しい天」として,神の賛美のために支配を行ないます。聖書の巻頭の章の中で述べられたエホバの目的にしたがって満たされ,従えられた,回復された地の祝福は,喜ばしいことに人類の前で永遠に続いてゆきます。(創世記 1:28)確かに,聖書全体は,「神の霊感を受けたもので,教え,戒め,物事を正し,義にそって訓育するのに有益」であることが証明されました。エホバは,十分な能力を備え,全く整えられた,信仰の人々をこの驚嘆すべき時代まで,その聖書を用いて導いてこられました。

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