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  • なぞに包まれた,黙示録の騎士
    ものみの塔 1986 | 1月1日
    • 見解の相違が最も大きいのは,白い馬とそれに乗っている者についての解釈です。例えば,「新カトリック百科事典」は,白い馬は『福音あるいは帝国主義の勝利』を表わしている,と説明しています。

      ユライア・スミスは,「ダニエルと啓示」という本の中で,次のように解説しています。「白い馬……は1世紀における福音の勝利を表わすのに打って付けの象徴である。……馬の白さは,その時代における信仰の清さを表わしている」。

      「解説者の聖書」にはこう述べられています。「最初の馬に乗っている者により,個人としてのキリストではなく,キリストの運動が我々に紹介されている。それはその勝利の進展の初期の段階における運動であり,その将来の勝利の約束を伴っている。……この運動がこの世の中にあり,この王国が我々のただ中にあり,それに反対する者たちが敗北によって打ちのめされることを我々は知っている」。しかし,ユダヤ人キリスト教財団のウッドロー・クロルは,白い馬に乗っている者は反キリストだと考えています。

      中には,4頭の馬とそれに乗っている者4人だけではなく,5頭の馬とそれに乗っている5人の人がいると言う人もいます。では,数ある解釈のうちどれが正しいのか,どうしたら分かるでしょうか。正しい理解の仕方が確かにあると,どうして断言できるのでしょうか。これらなぞに包まれた黙示録の騎士は一体だれなのでしょうか。そして,その騎士たちはいつから馬を乗り進めるようになったのでしょうか。

  • 騎士にかかわるなぞを解く
    ものみの塔 1986 | 1月1日
    • さまざまな解釈を吟味する

      白い馬とそれに乗っている者に関する解釈の一つは,それらが『福音あるいは帝国主義の勝利』を表わしていた,というものであることを前の記事の中で取り上げました。しかし,世は依然としてキリストに関する福音(良いたより)とキリストを取り巻く神の目的とを受け入れるよう転向してはいません。そして確かに,帝国主義は勝利を得て乗り進んではいません。むしろ,帝国主義は今世紀に入って崩壊し,分断されています。

      白い馬が福音の勝利と1世紀の信仰の清さを表わすという解釈はどうでしょうか。この解釈は,その幻が将来に来たるべき事柄に関するものであるという事実を無視しています。ヨハネがこの幻について書いたのは,パトモス島へ流刑にされた捕らわれ人であった西暦96年のことでしたから,その幻が1世紀と関係のある事柄を表わしていたはずがありません。

      別の説明は,白い馬が個人としてのキリストではなく,むしろキリストの運動を広めるものであり,キリストの王国はわたしたちの「ただ中に」ある,すなわちわたしたちの心の中にある,というものでした。しかし,イエス・キリストとキリスト教の運動は,啓示の書が書かれた時から見て将来のある時点から始まったのではありませんでした。むしろ,この運動はヨハネが啓示を書く前,1世紀のクリスチャンの間に,すでにはっきりと認められました。

      また,イエスが,「神の王国はあなた方のただ中にあるのです」と言われた時,イエスは偽善で信心深いパリサイ人の提起した質問に答え,パリサイ人に向かって話しておられました。イエスは,ご自分の忠実な追随者に向かって,王国は追随者たちの心の中にあるという意味で『彼らのただ中にある』と言われたのではありませんでした。むしろ,信じようとしないパリサイ人に向かって,神の将来の王国の代表である方が,つまりイエスがその時に彼らの中にいたことを述べておられたのです。―ルカ 17:21。エルサレム聖書および新英訳聖書もご覧ください。

      白い馬に乗っている者が反キリストだという考えはどうでしょうか。反キリストが,白い馬に乗っている者について言われているように,「彼は征服しに,また征服を完了するために出て行った」と言えるほどまで入り込んで来ると述べる箇所は聖書の中に一つもありません。(啓示 6:2)白い馬に乗っている者がだれであれ,その者は完全に征服するまで乗り進んでゆくということは明らかです。その征服が失敗に終わることはありません。その方の敵はいずれも滅ぼされることになります。

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