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神聖な奥義を解く啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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「星と燭台」
5 イエスは「七つの星」と「七つの燭台」についてどのように説明されますか。
5 ヨハネは,七つの黄金の燭台の真ん中で右手に七つの星を持っておられるイエスを見ました。(啓示 1:12,13,16)さて,イエスはこのように説明なさいます。「あなたがわたしの右手にあるのを見た七つの星と,七つの黄金の燭台とに関する神聖な奥義について言えば,七つの星は七つの会衆の使いたちを表わし,七つの燭台は七つの会衆を表わしている」― 啓示 1:20。
6 七つの星は何を表わしていますか。その音信はどうして特にそれらの人々にあてて書かれましたか。
6 それらの「星」とは,「七つの会衆の使いたち」のことです。啓示の書の中では,時には星が文字通りのみ使いたちを象徴する場合もありますが,イエスが人間の筆記者を用いて,目に見えない霊の被造物あてに手紙を書き送らせるとは,まず考えられません。ですから,それらの「星」とは,イエスの使者とみなされる,諸会衆内の監督たち,もしくは長老たちである人間に違いありません。b 音信はそれらの星あてに書き送られています。それらの人には,エホバの羊の群れを監督する責任があるからです。―使徒 20:28。
7 (イ)イエスが各々の会衆のただ一人の使いに話しかけておられるからといって,各々の会衆にただ一人の長老しかいないというわけではありません。それはどうしてですか。(ロ)イエスの右手にある七つの星は,実際にはだれを表わしていますか。
7 イエスが各々の会衆のただ一人の「使い」に話しかけておられるということは,各々の会衆にただ一人の長老しかいないことを意味しているのでしょうか。そうではありません。初期のパウロの時代でさえ,エフェソス会衆には,ただ一人ではなく,何人かの長老たちがいました。(啓示 2:1。使徒 20:17)ですから,(エフェソスの会衆を含め)諸会衆で読まれるように,七つの星あてに音信が送られたヨハネの時代に,それらの星は,エホバの油そそがれた会衆内の長老団の中で仕えた人たち全員を表わしていたに違いありません。同様に今日,監督たちは,イエスの頭の権に従って仕える油そそがれた監督たちで構成されている統治体から受け取る手紙を自分たちの会衆に対して読みます。地元の長老団は,自分たちの会衆がイエスの助言に従っていることを確かめなければなりません。もとより,助言は単に長老たちだけでなく,会衆と交わる人たち全員の益となります。―啓示 2:11[前半]をご覧ください。
8 長老たちがイエスの右手にあるということは,何を示唆していますか。
8 イエスは会衆の頭ですから,長老たちがイエスの右手に,つまりその管理指導のもとにあると言われるのは,もっともなことです。(コロサイ 1:18)イエスは主要な牧者であられ,長老たちは従属の牧者です。―ペテロ第一 5:2-4。
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