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甘いと同時に苦い音信啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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七つの雷
7 強いみ使いはどのような仕方で叫びますか。その叫び声にはどんな重要な意味がありますか。
7 すると,ヨハネがこの強いみ使いについて考えるのをそのみ使い自身がさえぎります。「[み使いは]ライオンがほえるときのような大声で叫んだ。そして,彼が叫んだ時,七つの雷がその声を発した」。(啓示 10:3)それほど強力な叫び声でしたから,それはヨハネの注意を引き,イエスが確かに「ユダ族の者であるライオン」であることを確証するものとなりました。(啓示 5:5)ヨハネはまた,エホバが「ほえる」と何度か言われていることも知っていたようです。エホバが預言的な意味でほえられるのは,霊的なイスラエルを再び集めることや壊滅的な「エホバの日」を告げ知らせることを指しています。(ホセア 11:10。ヨエル 3:14,16。アモス 1:2; 3:7,8)ですから,この強いみ使いのライオンのような叫び声は,海と地に生ずる同様の重大な出来事の前兆です。その声は,七つの雷に話すよう求めます。
8 『七つの雷の声』とは何ですか。
8 ヨハネは以前,まさしくエホバの王座から出る雷鳴を聞いたことがあります。(啓示 4:5)昔のダビデの時代に,文字通りの雷鳴は「エホバの声」と言われたことがありました。(詩編 29:3)イエスが地上で宣教に従事しておられた当時,エホバがご自分のみ名に栄光をもたらすというご自身の目的を人々に聞こえるようにふれ告げられた時,それは多くの人々に雷鳴のように響きました。(ヨハネ 12:28,29)ですから,『七つの雷の声』はエホバご自身による,ご自分の目的の表明であると結論するのは,妥当なことです。「七つの」雷があったということは,ヨハネの聞いた事柄は完結していることを示唆しています。
9 天からの声は何を命じますか。
9 しかし,お聴きください! もう一つの声が鳴り響きます。それはヨハネにとって不思議に思えるに違いないことを命じます。「さて,七つの雷が話した時,わたしは今にも書き記すところであった。しかし,天から出る声が,『七つの雷が話したことをかたく封じ,それを書き留めてはならない』と言うのが聞こえた」。(啓示 10:4)今日,ヨハネ級の人たちが,エホバがご自分の目的を明らかにして出版物に載せることができるようにしてくださることを切望してきたのと同様,ヨハネも雷鳴のようなそれらの音信を聞いて,しきりに書き記したいと思ったに違いありません。そのような啓示は,エホバのご予定の時が来て初めて与えられるのです。―ルカ 12:42。ダニエル 12:8,9もご覧ください。
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甘いと同時に苦い音信啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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あらしに関する,そのような不吉な警告を含む,七つの雷の声は,エホバの大いなる復しゅうの日が近づくにつれて一層明確になり,一層音量を増しています。―ゼパニヤ 1:14-18。
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