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    啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
    • 人を火で焦がす

      11 神の怒りの第四の鉢の標的は何ですか。その鉢の中身が注ぎ出されると,何が起きますか。

      11 神の怒りの第四の鉢の標的は太陽です。ヨハネはわたしたちにこう告げます。「また,第四の者がその鉢の中から太陽の上に注ぎ出した。すると,太陽には,人を火で焦がすことが許された。そして,人々は激しい熱で焦がされたが,彼らは,これらの災厄に対して権威を持たれる神の名を冒とくし,悔い改めて神に栄光を帰するようにはならなかった」― 啓示 16:8,9。

      12 この世の「太陽」とは何ですか。この象徴的な太陽は何をすることが許されますか。

      12 事物の体制の終結の時である今日,イエスの霊的な兄弟たちは,『その父の王国で太陽のように明るく輝きます』。(マタイ 13:40,43)イエスご自身は「義の太陽」です。(マラキ 4:2)ところが,人間には自分自身の「太陽」があります。つまり,神の王国に反対して輝こうとする支配者たちがいます。第四のラッパの音は,キリスト教世界の天の『太陽や月や星』が実際には光ではなく,闇の源であることをふれ告げました。(啓示 8:12)神の怒りの第四の鉢は今や,世の「太陽」が耐えられないほど熱くなることを示しています。太陽のような指導者として仰がれた者たちは,人類を『焦がし』ます。そうすることが象徴的な太陽に許されるのです。言い換えれば,エホバは人類に対するご自分の火のような裁きの一環として,そうすることを許されるのです。そのように焦がすことは,どのようにして起きましたか。

      13 この世の太陽のような支配者たちは,どのような仕方で人類を『焦がして』きましたか。

      13 第一次世界大戦後,この世の支配者たちは世界の安全の問題を解決する試みの一環として国際連盟を結成しましたが,それは失敗しました。それで,ファシズムやナチズムのような他の実験的な支配形態が試みられました。共産主義は伸張し続けました。これら諸体制内の太陽のような支配者たちは,人類の宿命を改善するどころか,『人間を激しい熱で焦がし』始めました。スペイン,エチオピア,および満州における局地的な戦いが重なって第二次世界大戦となりました。現代の歴史の記録は,ムッソリーニ,ヒトラー,およびスターリンなどの独裁者が自分たちの多数の同胞を含め,何千万もの人々の死に対して直接または間接的に責任を負うようになったことを示しています。もっと近年では,国際的紛争もしくは内紛のために,ベトナム,カンボジア,イラン,レバノン,およびアイルランドも,またラテンアメリカやアフリカの諸国の人々も「焦がされ」てきました。それに加えて,全人類を焼き滅ぼし得る恐るべき核兵器を有する超大国間の闘争が続いています。終わりの日の今日,人類は確かに焼き焦がす「太陽」,つまり不義の支配者たちにさらされてきました。神の怒りの第四の鉢の中身を注ぎ出すことにより,これらの歴史的な事実が的確に指摘され,神の民はそれを地上の至る所でふれ告げてきました。

      14 エホバの証人は,何が人類の諸問題の唯一の解決策であることを一貫して教えてきましたか。人類は全体としてどんな反応を示していますか。

      14 エホバの証人は一貫して,神の王国こそ人類の厄介な諸問題の唯一の解決策であることを教えてきました。エホバはその王国を通してご自分のみ名を神聖なものにすることを意図しておられます。(詩編 83:4,17,18。マタイ 6:9,10)ところが,人類は全体として,この解決策に耳を傾けようとはしません。また,その王国を退ける多くの人々は,ちょうどエホバの主権を認めようとしなかったファラオがした通り,神の名を冒とくします。(出エジプト記 1:8-10; 5:2)それら反対者たちはメシアによる王国に少しも関心がないため,圧制的な人間による支配権という彼ら自身のしゃく熱の「太陽」のもとで苦しむことを好みます。

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      「太陽の上に」

      人間の支配権という「太陽」が主の日の期間中,人間を『焦がして』きましたが,ヨハネ級の人たちは次のような声明を出して,現に起きている事柄に注意を引いてきました:

      「今日,ヒトラーとムッソリーニは専制的な独裁者として,全世界の平和を脅かしており,彼らはローマ・カトリック教階制から全面的な支持を得て,自由を破壊しようとしています」―「全体主義か自由か」,1939年,12ページ(英文)。

      「歴史全体を通して,人間の独裁者は,『支配せよ,さもなければ破滅させよ!』という政策を取ってきました。しかし今や,神により任じられた王イエス・キリストは,『支配を受けなさい,さもなければ破滅を被りなさい』という規定を全地に適用されます」―「すべての国の民が神の王国のもとで結ばれる時」,1961年,23ページ(英文)。

      「1945年以来,世界中で約150の戦争が行なわれ,2,500万を超える人々の命が奪われてきました」―「ものみの塔」誌,1980年4月15日号,7ページ。

      「世界中の国々は……国際的責任や行動の規則をほとんど意に介しません。目的を達成するためには,虐殺,暗殺,ハイジャック,爆破その他,自分たちが必要だと思えばどんな手段を用いようとそれは全く正しいことだと考える国々もあります。……国々はいつまで互いのそうした無分別で無責任な行為を我慢するでしょうか」―「ものみの塔」誌,1985年2月15日号,4ページ。

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