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終わりに至る神の怒り啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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「見よ,わたしは盗人のように来る。目ざめていて自分の外衣を守り,裸で歩いて自分の恥を人に見られることがないようにする者は幸いである」。(啓示 16:15)
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終わりに至る神の怒り啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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28 世の圧力に抵抗することに関して,イエスはどんな警告をお与えになりましたか。クリスチャンが,自分たちの上に「わなのように」臨むことがないようにと願っている「その日」とは何ですか。
28 イエスは,宣伝で満たされているこの世がクリスチャンに及ぼす圧力についても警告し,こう言われました。「食べ過ぎや飲み過ぎまた生活上の思い煩いなどのためにあなた方の心が押しひしがれ,その日が突然,わなのように急にあなた方に臨むことがないよう,自分自身に注意を払いなさい。……それで,起きることが定まっているこれらのすべての事を逃れ,かつ人の子の前に立つことができるよう,常に祈願をしつつ,いつも目ざめていなさい」。(ルカ 21:34-36)「その日」とは,「全能者なる神の大いなる日」のことです。(啓示 16:14)エホバの主権の正しさが立証される「その日」が近づくにつれて,生活上の思い煩いに対処することは,いよいよ難しくなってきます。クリスチャンは油断することなく,用心深くし,その日が到来する時まで,目ざめていなければなりません。
29,30 (イ)眠っているところを見つけられる者たちが外衣を失って辱められるというイエスの警告は何を意味していますか。(ロ)外衣はその着用者がどんな身分の人であることを証明しますか。(ハ)人はどのようにして自分の象徴的な外衣を失う場合がありますか。その結果,どうなりますか。
29 それにしても,眠っているところを見つけられる者たちが「外衣」を失って辱められるという警告は何を意味していますか。古代イスラエルでは,だれであれ,神殿で見張りの当番をする祭司あるいはレビ人には重い責任がありました。ユダヤ人の注解者たちによれば,だれでもそのような当番をしながら,もし眠っているところを見つけられると,衣をはぎ取られ,それを焼かれて,公に辱められたと言われています。
30 イエスはここで,今日,同様の事柄が起こり得ることを警告しておられます。祭司やレビ人はイエスの油そそがれた兄弟たちを予表していました。(ペテロ第一 2:9)しかし,イエスの警告は,拡大して解釈すれば,大群衆にも当てはまります。ここで言及されている外衣は,その着用者がエホバのクリスチャン証人であることを証明します。(啓示 3:18; 7:14と比較してください。)だれでも,もしサタンの世の圧力に屈して眠り込んだり,無活動状態に陥ったりするならば,多分自分の外衣を失う ― 言い換えれば,クリスチャンとしての身分を明らかに証明するものを失うでしょう。それは恥ずべき状況でしょう。そうなれば,そのような人は完全に失敗する恐れがあります。
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