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シオンに義が芽生えるイザヤの預言 ― 全人類のための光 II
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こうしてイザヤは,「シオンについて嘆き悲しむ者たちに割り当てて,彼らに灰の代わりに頭飾りを,悲しみの代わりに歓喜の油を,落胆した霊の代わりに賛美のマントを与える」という預言的な任務を果たします。そして,「彼らは必ず義の大木,エホバの植えたものと呼ばれる。それは神が美しくされるためである」と書かれています。―イザヤ 61:3。
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シオンに義が芽生えるイザヤの預言 ― 全人類のための光 II
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12,13 (イ)西暦前537年に帰還したユダヤ人の間で「義の大木」となったのは,どんな人々でしたか。(ロ)西暦33年のペンテコステ以降,だれが「義の大木」となってきましたか。
12 エホバはご自分の民を祝福し,「義の大木」をお与えになります。この大木とは,どんな人々のことでしょうか。西暦前537年より後の時期に,神の言葉を研究して黙想し,エホバの義の規準を身に付けた人々です。(詩編 1:1-3。イザヤ 44:2-4。エレミヤ 17:7,8)エズラ,ハガイ,ゼカリヤ,大祭司ヨシュアといった人々は,際立った「大木」であり,国民の中で真理を擁護し,霊的な汚染を食い止めるたくましい人々でした。
13 西暦33年のペンテコステ以降,神は,新しい国民である「神のイスラエル」の霊的な地所に,同様の「義の大木」を,すなわち油そそがれた勇気あるクリスチャンを植えてこられました。(ガラテア 6:16)幾世紀も経て,それらの「木」は14万4,000本を数えるようになり,義にかなった実を生み出して,エホバ神を美しくする,つまり神に栄光をもたらしています。(啓示 14:3)エホバが,神のイスラエルの残っている者たちを一時的な無活動状態から生き返らせた1919年以来,こうした堂々たる「木」の最後の者たちが生い茂っています。エホバは,その者たちに霊的な水を豊かに供給して,実を結ぶ義なる木々の森とも言うべきものを生み出してこられました。―イザヤ 27:6。
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