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  • 災害 ― 愛を行動に移す時
  • 目ざめよ! 1987
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目ざめよ! 1987
目87 7/8 26–27ページ

災害 ― 愛を行動に移す時

ジャマイカの「目ざめよ!」通信員

世界は平均して年に26の大きな災害に見舞われます。それら恐ろしい災害の筆頭は洪水です。洪水は最も頻繁に起こり,毎年何百万もの人々の生活を混乱に陥れます。もし自分が住んでいる地方に災害が生じたなら,その大小にかかわらず,あなたはどう対応しますか。被災者に温かい気遣いを示しますか。どのようにしてそうしますか。次の話はこの面で役に立つかもしれません。

「水だ,水だ,リオ・ミノ川が氾濫しているぞ! みんな起きて逃げろ! 水が来るぞ!」 1986年6月6日の早朝,必死で叫ぶ声にトニー・バーガーとその妻は,はっとして耳をすましました。冗談などではないようです。二人はベッドから飛び出すと3歳の息子をひっつかむようにして,屋上へ駆け上がりました。家の外に飛び出したのはバーガー夫妻だけではありませんでした。

ジャマイカ島の南部では,目を覚ましたらベッドの下を泥水が渦巻いていたという住民がたくさんいました。何が起きたのでしょうか。ベレ平原の丘陵地帯に豪雨が何日も降り続き,その雨水でリオ・ミノ川が増水して堤防が決壊し,大量の泥水が平野に氾濫したのです。

夜が明けると,惨たんたる光景が見えてきました。激流が家々の中を突き抜けて家具を押し流し,時には家全体を呑み込んでいきます。家畜はでき死し,作物は台なしです。壊れなかった家には泥がうずたかく積もっています。道路や橋が破壊されて孤立した村も幾つかありましたから,被災者の救出に漁船や軍用ヘリコプターも用いなければなりませんでした。

救援の準備

キングストンにあるものみの塔支部のエホバの証人たちは,被災地の仲間の証人たちのことを心配していました。それで翌朝,3人の支部委員は被害の最も大きかった地域へ車で出かけました。水を避けて何度も迂回しながら,被災地区にある会衆の長老の一人と連絡を取りました。その長老は支部委員たちを,特別開拓者のトニー・バーガーの家に案内しましたが,その時にはもうトニーとその家族は屋上にはおらず,救援センターになっていた近くの公立学校の校舎に避難していました。トニーは被害を受けたほかの兄弟たちについて支部委員に報告しました。兄弟たちが緊急に必要としている物の大まかな見積もりが終わると,近くの会衆から来ていた長老たちが被災者に食糧を配ることになり,午後5時までにはそれは兄弟たちの手元に届きました。

洪水後二日目の日曜日には,キングストンにあるすべての会衆に対して,食糧と衣料と飲料水を供給する面での援助が呼びかけられました。反応はきわめて迅速で,必要物資が大量に続々と支部に運び込まれました。そしてその日の午後には,トラック一杯の寄付された物資が,洪水被災地へ送り出されました。

愛のこもった気遣いを示す行為

支部に送られてきた寄付は,損害を被った人たちの必要をはるかに上回るものでした。あるエホバの証人の子供は13歳で身体に障害がありますが,災害のことを聞いて,貯金していた160㌦(約2万4,000円)というお金を全部,救援基金として協会の支部事務所に寄付しました。被災した兄弟たちの霊的必要を考えて,ビニールのカバーをかけた聖書を寄付した人もいました。「兄弟たちからの情けのこもった贈り物を見た時,多くの人の目には涙が浮かんでいました」と,トニーは語りました。

洪水から1週間後に,証人のあるグループは洪水に見舞われた地域に出かけ,泥の積もった家を掃除したり,死んだ動物を埋めたりしました。そのボランティア・グループの中には片足の姉妹もいました。体は不自由でしたが,愛に動かされたその姉妹は,97㌔もの旅をして霊的兄弟たちを助けに来たのです。

一つの王国会館の床には泥が1㍍近く積もっていました。それでも兄弟たちは,『集まり合うことをやめてはいけない』ことを知っていたので,土曜日 ― 洪水の次の日 ― の夜遅くまで働いて,日曜日に会館が使えるように準備しました。(ヘブライ 10:25)日曜日の朝16人が集会に出席したのを見て,兄弟たちはとても喜びました。

兄弟愛の行為に対する反応

ジャマイカ政府は被災者のための全島を挙げての救援活動と,全国的な清掃キャンペーンを組織しました。しかし,エホバの証人が,霊的兄弟や関心を抱く人々の家の掃除を手伝うためにやって来たその速さについて,ある傍観者は,「エホバの証人のほうが政府よりもすることが速かった」と言いました。

ある婦人は隣人のエホバの証人にそっと,「考えてご覧なさい。あの人たちは[160㌔も離れた]モンテゴ湾からはるばる飲料水をあなた方のために運んでこられたんですよ。本当に骨身を惜しまない人たちですね」と言いました。別のエホバの証人の未信者の親族は,被災者への気遣いや愛を見て,「わたしはあの人たちの宗教を信じてはいないけれど,一つ間違いなく言えることは,あの人たちは本当に優しいということです」と言いました。

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