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暴力行為 ― あなたは身を守ることができる目ざめよ! 1989 | 4月22日
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路上強盗に対処する
路上強盗に対処するかぎは,ねらわれやすい者とならないようにすることです。「チャンスをねらうのが路上強盗の手口だ。その点を覚えておかなければいけない」と,英国リーズのある警部補が述べたとおりです。ですから,もし危険な地域に行かなければならないのなら,用心しましょう。路上強盗にチャンスを与えないようにすることです。「分別のある人は危険を予見して,それから身を隠すが,無知な者は進んで行って,ひどい目に遭わされる」という聖書の原則と調和した行動を取りましょう。―箴言 22:3,アメリカ訳。
街路の先の方に目を配り,時々後ろも見るようにします。一つの区画に入る前に先を見越し,危険を予想するようにするのです。暗くなってから一人で外出することは避けましょう。集会場所にいる時は,友人を待っていて一緒に帰るようにします。車を運転している時は,すべてのドアをロックしておきます。もしそうしていないなら,犯罪者はあなたが信号待ちをしている時に容易に車に乗り込んで来ます。
しかし,用心していたのに突然,ナイフかピストルを持った者と面と向かうことになったらどうでしょうか。命は掛け替えのないものであることを忘れないでください。どんな所有物も命には代えられません。ですから,もし暴漢がお金を出すように言うなら,お金を与えることです。物騒な地域に住んでいる人の中には,“マガー・マネー”と呼ばれる,路上強盗を満足させるほどのお金を入れた財布を持ち歩いている人もいます。
冷静に行動することも忘れないようにしましょう。びくびくせず,普通の声で話します。相手の目を見,視線をそらさないように努めます。侮るような,あるいは脅しつけるような言葉に対して同じような答え方をしてはいけません。「温和な答えは激しい怒りを遠ざけ(る)」,「すべての人に対して穏やかで(ありなさい)」という聖書の助言どおりにします。(箴言 15:1。テモテ第二 2:24)実際に謝るべき理由はなくても,謝ることにやぶさかであってはなりません。
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暴力行為 ― あなたは身を守ることができる目ざめよ! 1989 | 4月22日
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[8ページの図版]
お金を守ろうとやっきになって命を失うようなことをしますか
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