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過ぐる1年の際立った事柄2007 エホバの証人の年鑑
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オランダでは,比較的新しくできたルーマニア語の畑を顧みることが急務でした。支部は時々集会を開くよう取り決めていましたが,指導の任に当たる兄弟が一人しかいないうえに,その兄弟はあまり健康ではありませんでした。しかし今では,言語コースのおかげで,資格のある兄弟たちが加勢して指導の任に当たれるようになっています。一人は毎週の書籍研究を司会し,もう一人は「ものみの塔」研究を司会し,さらに別の兄弟はもうオランダ語の話の通訳を務めているのです。
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過ぐる1年の際立った事柄2007 エホバの証人の年鑑
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特別開拓者の夫婦フアンとマリー・パスは,あるルーマニア人家族の家に招き入れられました。すぐに16人が話を聞きに集まり,その中にいた19歳のマリオは特に注意深く耳を傾けていました。マリオはスペイン語が話せず,開拓者夫婦はルーマニア語が話せませんでしたが,マリオはルーマニア語の「求め」のブロシュアーを受け取りました。翌週,マリオは聖書を勉強したいと言い,スペイン語をほとんど理解できないにもかかわらず特別一日大会に出席しました。そして,数週間もたたないうちに会衆の集会すべてに出席し,スペイン語で簡単な注解を述べるようになりました。さらに,きちんとした身なりをするようになり,新たに見いだした希望を他の人に話し始めました。今ではルーマニア人夫婦との聖書研究を司会しており,その夫婦は良い進歩を遂げています。
その間,フアンとマリーはルーマニア語の勉強を始め,程なくしてルーマニア語で30件の聖書研究を司会するようになりました。フアンはルーマニア語の書籍研究の司会も行なっています。書籍研究の後,10人の奉仕者がルーマニア語の言語クラスに出席していますが,先生を務めているのは,ほかでもない最初の聖書研究生マリオです。
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