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火で精錬された金を買いなさい啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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12 目覚めたクリスチャンの間で率先して事を進めた人たちの一人はだれですか。その人はどのように宝を天に蓄える顕著な模範を残しましたか。
12 それら目覚めたクリスチャンの間で率先して事を進めていたのは,1870年代の初めに米国ペンシルバニア州アレゲーニー(現在のピッツバーグ市の一部)で聖書研究のクラスを組織したチャールズ・テイズ・ラッセルでした。ラッセルは真理を探究し始めた当時,父親と共同で事業を経営し,百万長者になろうとしていました。ところが,ラッセルはそのチェーンストアの事業の利権を売り払い,神の王国を全地でふれ告げる業の資金調達の一助として私財を費やしました。1884年,ラッセルは今日,ペンシルバニア州のものみの塔聖書冊子協会として知られる法人団体の初代会長となりました。1916年,米国西部での最後の伝道旅行で力を使い果たしたラッセルは,テキサス州パンパの近くで,ニューヨークへの帰途の列車の中で死去し,霊的な宝を天に蓄える顕著な模範を残しました。現代の自己犠牲の精神に富む何十万人もの開拓奉仕者は,その模範に従っています。―ヘブライ 13:7。ルカ 12:33,34。コリント第一 9:16; 11:1と比較してください。
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火で精錬された金を買いなさい啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!
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1879年,ラッセル師という愛称で呼ばれていた彼は,真理を擁護するため,今日,「エホバの王国を告げ知らせるものみの塔」として世界中で知られている雑誌を発行し始めました。同誌の第2号の中で,ラッセルは次のように宣言しました。「[当誌]はエホバがその支持者であるとわたしたちは信じる。そうであるかぎり,この雑誌は人間に支持を乞い求めたり,懇願しようとはしない。『山々の金と銀はみな我がものである』と言われる方が必要な資金を供給しないなら,それは出版を中止する時である,とわたしたちは考える」。
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