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  • 聖書の58番目の書 ― ヘブライ人への手紙
    『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
    • 8 パウロにはこの手紙をヘブライ人に書くための立派な備えがあったのはなぜですか。パウロはどんな一連の論議を提出しましたか。

      8 ユダヤ人のクリスチャンが受けていた圧迫や迫害について理解する上で,使徒パウロに勝る人はいませんでした。ユダヤ教の伝統に対する反論や強力な論議をユダヤ人のクリスチャンたちに示す面で,かつてパリサイ人であったパウロ以上に資格のある人はいませんでした。モーセの律法に関し,ガマリエルの足下で学び取ったぼう大な知識に基づいて,パウロは,キリストが律法とその典礼や犠牲を成就した方であることを示す,争う余地のない証拠を提出しました。そしてパウロは,それらのものが今や,はるかに栄光ある実体によって置き換えられ,新たな,より勝った契約のもとで,計り知れないほどの一層大きな益がもたらされていることを示しました。パウロは鋭い知力を働かせて,人を納得させる明確な仕方で証拠を次々に列挙しました。律法契約の終わりと新しい契約の到来,アロンの祭司職に対するキリストの祭司職の優越性,雄牛ややぎの供え物と比べて示されたキリストの犠牲の真価,キリストが単なる地上の天幕ではなく,天のエホバご自身のみ前に入られたことなど,― 不信仰なユダヤ人にとっては極めて憎むべき事柄である,目ざましいまでに新しいこれらの教えすべてが,道理をわきまえたユダヤ人ならだれでも納得せざるを得ないほどの,ヘブライ語聖書からの豊富な証拠と共に,ここでヘブライ人のクリスチャンのために提出されました。

  • 聖書の58番目の書 ― ヘブライ人への手紙
    『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』
    • 17 どんな点で新しい契約は勝っていますか。

      17 新しい契約の優越性(8:1-10:31)。イエスは,『勝った契約の仲介者であられ,その契約は勝った約束に基づいて法的に確立されたもの』であることが示されています。(8:6)パウロはエレミヤ 31章31節から34節全体を引用して,新しい契約に入る人々はその思いと心の中に神の律法が記されるので,すべての人がエホバを知るようになり,また,エホバは「彼らの罪をもはや決して思い出さない」ということを示します。この「新しい契約」が以前のものを廃れたものとしており,それは「近く消えてゆく」のです。―ヘブライ 8:12,13。

      18 二つの契約下の犠牲の問題をパウロはどのように比較していますか。

      18 パウロは以前の契約下の天幕で年ごとにささげられた犠牲について述べます。それは「法的な要求であって,物事を正すための定められた時まで課せられ」たものです。しかし,キリストが大祭司として到来した時に携えていたのは,自らの貴い血であり,やぎや若い雄牛の血ではありませんでした。モーセが動物の血を振り掛けたことによって以前の契約は有効になり,模型的な天幕は清められました。しかし,新しい契約に関連した天的な実体のためには勝った犠牲が必要でした。「キリストは,実体の写しである,手で造った聖なる場所にではなく,天そのものに入られたのであり,今やわたしたちのために神ご自身の前に出てくださるのです」。キリストはイスラエルの大祭司がしたように,年ごとに犠牲をささげる必要がありません。「今,ご自分の犠牲によって罪を取りのけるため,事物の諸体制の終結のときに,ただ一度かぎりご自身を現わされた」のです。―9:10,24,26。

      19 (イ)律法は何を成し遂げることができませんでしたか。なぜですか。(ロ)神聖なものとすることに関する神のご意志は何ですか。

      19 要約としてパウロはこう述べます。「律法は来たるべき良い事柄の影」ですから,それに基づく犠牲を繰り返しささげても,「罪の自覚」を除き去ることはできませんでした。しかし,イエスは神のご意志を行なうために世に来られました。「ここに述べた『ご意志』のもとに,わたしたちは,イエス・キリストの体がただ一度かぎりささげられたことによって,神聖なものとされている」とパウロは述べます。それゆえ,ヘブライ人は,自分の信仰を公に言い表わすことを,たじろぐことなくしっかり保ち,「互いのことをよく考えて愛とりっぱな業とを鼓舞し合い」,集まり合うことをやめてはなりません。真理の正確な知識を受けた後に故意に罪をおかしつづけるなら,「罪のための犠牲はもはや何も残されて」いません。―10:1,2,10,24,26。

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