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考古学は聖書の記述を裏づけていますか目ざめよ! 2007 | 11月
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聖書中の人名が記された碑文
アッシリアのサルゴン2世は,聖書のイザヤ 20章1節に名前が挙げられている王です。著名な学者たちはかつて,この王は実在の人物ではないと考えていました。しかし,1843年に,チグリス川の支流のほとりにある,現在のイラクのコルサバードの近くで,サルゴンの宮殿[3]が発見されました。その面積は10ヘクタールにも及ぶものです。かつて一般の資料の中で知られていなかったサルゴン2世は,今ではアッシリアの王の中でも特によく知られた人物です。サルゴンは自分の編年誌[4]の一つで,イスラエルの都市サマリアを攻略したと唱えています。聖書に基づく年代計算によれば,サマリアは西暦前740年にアッシリア人に征服されました。サルゴンはアシュドドの攻略についても記しており,それはイザヤ 20章1節のさらなる裏づけとなっています。
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考古学は聖書の記述を裏づけていますか目ざめよ! 2007 | 11月
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3: Musée du Louvre, Paris; 4: Photograph taken by courtesy of the British Museum;
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