-
愛の旗のもとに結ばれるものみの塔 1989 | 1月1日
-
-
6 ダビデはどのように,ヨナタンの忠節な愛によって救われましたか。
6 サウルは戦人としてのダビデの名声をねたむようになり,ダビデの殺害を謀りましたが,ヨナタンの忠節な愛によって救われました。こう記されています。「サウルの子,ヨナタンは,ダビデのことを大いに喜びとしていた。それでヨナタンはダビデに語って言った,『わたしの父サウルはあなたを殺そうとしています。それゆえ,どうか,朝,用心してください。あなたは是非ひそかなところにとどまり,身を隠しているのです』」。この時にヨナタンがサウルをなだめたので,ダビデは命拾いをしました。しかしダビデがその後も首尾よく「フィリスティア人と戦い,彼らを討ち倒して大いに殺した」ので,サウルの敵意は再び頭をもたげ,またもやダビデの殺害を決意します。それでダビデは逃れます。―サムエル第一 19:2-10。
-
-
愛の旗のもとに結ばれるものみの塔 1989 | 1月1日
-
-
8 ヨナタンとダビデが秘密裏に野で会ったのはなぜですか。その時,どんなことがありましたか。
8 サウル王はダビデ殺害の決意をいよいよ固めます。何とサウルは,自分の息子のヨナタンがダビデを支持する発言をした時,ヨナタンに槍を投げることまでします。それでヨナタンは秘密裏に野でダビデに会います。「一方ダビデは……地に顔を伏せてひれ伏し,三度身をかがめた。ふたりは互いに口づけし,互いのために泣きだしたが,ダビデが一番泣いた。そしてヨナタンはさらにダビデに言った,『安心して行きなさい。わたしたちは,二人とも,エホバの名において誓い,「エホバがわたしとあなたとの間,またわたしの子孫とあなたの子孫との間に定めのない時までもおられますように」と言ったのですから』」。それで二人は別れ,ダビデはジフの荒野で逃亡者になりました。―サムエル第一 20:41,42。
9,10 (イ)二人が会った最後の機会と思われる時に,ヨナタンはダビデをどのように励ましましたか。(ロ)ヨナタンとサウルがフィリスティア人に殺害された時,ダビデはどんな哀歌を作りましたか。その最高潮でダビデは何と述べましたか。
9 ヨナタンは愛をもってダビデを励まし続けます。こう記録されています。「サウルの子ヨナタンは立ち上がり,ホレシャのダビデのもとに行った。それは神に関して彼の手を強めるためであった。次いで彼は言った,『恐れてはなりません。わたしの父サウルの手はあなたを見いだすことがないからです。あなたはイスラエルの王となり,わたしはあなたに次ぐ者となるのです。わたしの父サウルもまた,そうなることを知っているのです』。それから彼ら二人はエホバの前で契約を結んだ」― サムエル第一 23:15-18。
-