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  • 蛇の胤 ― どのように暴かれていますか
    ものみの塔 1996 | 6月1日
    • 蛇の「胤」とはサタンの胤,サタンの子孫です。つまり,サタンの特性を表わし,女の「胤」に敵意を示す,悪霊や人間たち,ならびに人間の組織です。(ヨハネ 15:19; 17:15)

  • 蛇の胤 ― どのように暴かれていますか
    ものみの塔 1996 | 6月1日
    • 5 悪魔の霊的な子孫はどんな特性を示しますか。

      5 エデンでの反逆に続いて,悪魔サタンに似た特性,すなわち反逆,うそ,中傷,殺人,またエホバのご意志やエホバを崇拝する人に対する敵対などを示す人や組織が現われるようになりました。だれが悪魔の子孫,つまり悪魔の霊的な子供かは,そうした特性によって見分けられました。カインはその一人でした。エホバがカインのではなくアベルの崇拝に好意を示されたとき,カインはアベルを殺害してしまいました。(ヨハネ第一 3:10-12)ニムロデはその名も示すとおりの反逆者であり,エホバに敵対する力ある狩人また支配者となった人です。(創世記 10:9)加えて,バビロンをはじめとする一連の古代王国があり,それらは,偽りに根ざして国家の支援を受けた宗教を持ち,エホバの崇拝者たちをひどく虐げました。―エレミヤ 50:29。

  • 蛇の胤 ― どのように暴かれていますか
    ものみの塔 1996 | 6月1日
    • 9 イエスの誕生後,サタンは激しい敵意をどのようにあらわにしましたか。

      9 サタンはすぐさま激しい敵意を示しました。異教の占星術者たちを誘い出して使命を与え,まずエルサレムのヘロデ王のもとへ,次いで幼子イエスとその母マリアのいたベツレヘムの家へ行かせたのです。そのすぐ後にヘロデ王は,ベツレヘムとその周辺の2歳以下の男の子の皆殺しを命じました。この点でヘロデは,胤に対するサタン的な憎しみを示しました。明らかに十分承知のうえで,メシアとなるはずの者の命を抹殺しようとしたのです。(マタイ 2:1-6,16)歴史は,ヘロデ王が悪辣で,ずる賢く,残忍であったこと,まさに蛇の胤の一人であったことを証ししています。

      10 (イ)イエスのバプテスマのあと,サタンは自らどのように,約束の胤に関するエホバの目的を妨げようとしましたか。(ロ)サタンは自分のもくろみを推し進めるためにユダヤ人の宗教指導者をどのように用いましたか。

      10 イエスが西暦29年に聖霊で油そそがれ,エホバが天から語りかけてイエスをご自分の子と認められた後,サタンはイエスを誘惑に屈伏させようと繰り返し試み,み子に関するエホバの目的を妨げようとしました。(マタイ 4:1-10)これに失敗すると,今度はまた人間の手先を使って自分のもくろみを成し遂げようとしました。イエスの信用を傷つけるために使われた者たちの中に,偽善的な宗教指導者がいます。彼らは,サタン自身が用いた,うそや中傷の手段に訴えました。イエスがあるまひした人に,「勇気を出しなさい。あなたの罪は許されています」と告げたとき,書士たちはその男の人が実際にいやされたかどうかを見ようともせず,イエスを冒とく者ときめつけました。(マタイ 9:2-7)イエスが安息日に人々をいやすと,パリサイ人たちは,イエスを安息日の律法の違反者として糾弾すると共に,イエスを滅ぼそうとして相談しました。(マタイ 12:9-14。ヨハネ 5:1-18)イエスが悪霊たちを追い出すと,パリサイ人たちは,イエスは「悪霊どもの支配者ベエルゼブブ」と結託している,と非難しました。(マタイ 12:22-24)ラザロが死からよみがえらされたあと,民のうち多くの人はイエスに信仰を置きましたが,祭司長やパリサイ人たちはこの時もまたイエスを殺そうとして相談しました。―ヨハネ 11:47-53。

      11 イエスは死の三日前に,だれを蛇の胤の一部としましたか。なぜでしたか。

      11 西暦33年のニサン11日,イエスは彼らが何をたくらんでいるかをよく知っていましたが,恐れることなくエルサレムの神殿域に入って行き,その場で彼らに対する裁きを公然と宣告されました。書士とパリサイ人たちは,一つのグループとして自分たちがどんな人間であるかを終始一貫実証していました。それでイエスはこう言われました。「偽善者なる書士とパリサイ人たち,あなた方は災いです! あなた方は人の前で天の王国を閉ざすからです。あなた方自身が入らず,また入る途中の者が入ることをも許さないのです」。イエスは彼らが蛇の胤の一部であることをはっきり断言し,「蛇よ,まむしらの子孫よ,どうしてあなた方はゲヘナの裁きを逃れられるでしょうか」と言われました。(マタイ 23:13,33)その言い方には,創世記 3章15節の預言のことばが反映されています。

      12,13 (イ)祭司長と書士たちは,自分たちの霊的な父はだれかに関して,さらにどんな証拠を示しましたか。(ロ)それにだれが加わりましたか。(ハ)創世記 3章15節の成就として,女の胤のかかとはどのように砕かれましたか。

      12 イエスの言葉を聞いた彼らは,心を痛めて神の憐れみを請い求めたでしょうか。自分たちの邪悪さを悔い改めたでしょうか。いいえ,そうはしませんでした。マルコ 14章1節によれば,まさにその翌日,大祭司の家の中庭で会合した「祭司長と書士たちは,どうしたらうまく仕組んで[イエス]を捕らえて殺せるかを探り求めていた」のです。彼らは依然,イエスがそれより前に人殺しと呼んだサタンの残忍な霊を示しました。(ヨハネ 8:44)やがて彼らには,サタンに唆されて背教者になったユダ・イスカリオテが加わりました。ユダは神の女のとがめのない胤を捨てて,蛇の胤に加わったのです。

      13 ニサン14日の早朝,ユダヤ人の宗教法廷の成員は,イエスを囚人としてローマ総督のもとへ連れて行きました。その時,イエスを杭につけることを率先して叫び求めたのは祭司長たちでした。ピラトが,「わたしがあなた方の王を杭につけるのか」と尋ねたとき,「わたしたちにはカエサルのほかに王はいません」と答えたのも祭司長たちでした。(ヨハネ 19:6,15)まさにあらゆる点で彼らは自分が蛇の胤の一部であることを示しました。しかし,それが彼らだけでなかったことは確かです。マタイ 27章24,25節の霊感による記録には,「ピラトは,水を取って群衆の前で手を洗(った)」とあります。そのあと民は皆,「彼の血はわたしたちとわたしたちの子供とに臨んでもよい」と言いました。こうして,その世代の多くのユダヤ人は,自分たちが蛇の胤であることを明らかにしました。その日が終わる前にイエスは死なれました。サタンは目に見える自分の胤を用いて,神の女の胤のかかとを砕かせたのです。

      14 女の胤のかかとは砕かれましたが,それがサタンの勝利となったわけでないのはなぜですか。

      14 サタンが勝ったのでしょうか。決してそのようなことはありません。イエス・キリストは世を征服し,世の支配者に打ち勝ちました。(ヨハネ 14:30,31; 16:33)死に至るまでもエホバに対する忠節を守り通したのです。完全な人間としてのイエスの死は,アダムの失った命の権利を買い戻すために必要な贖いの代価となりました。こうしてイエスは,その備えに信仰を働かせて神のおきてに従う人たちのためにとこしえの命への道を開かれました。(マタイ 20:28。ヨハネ 3:16)エホバはイエスを死から天での不滅の命へとよみがえらせました。イエスはエホバの定めの時にサタンを打ち砕いて滅ぼします。創世記 22章16節から18節には,エホバが,その忠節な胤によって自らを祝福するために必要な行動を取る地上のすべての家族に恵みを授けることが予告されています。

      15 (イ)イエスの死後も使徒たちはどのように蛇の胤を暴くことを続けましたか。(ロ)蛇の胤はその後も今日に至るまで,どのような敵がい心をあらわにしてきましたか。

      15 イエスの死後も,霊によって油そそがれたクリスチャンは,自分たちの主が行なわれたのと同じように,蛇の胤を暴くことを続けました。使徒パウロは聖霊に動かされて,「不法の人」について警告しました。それが存在するようになるのは「サタンの働きによる」のです。(テサロニケ第二 2:3-10)この集合的な「人」とはキリスト教世界の僧職者たちであることが判明しています。蛇の胤は今度はイエス・キリストの追随者たちを猛烈に迫害しました。使徒ヨハネは,啓示 12章17節に記されている預言の中で,サタンが今日に至るまで神の女の胤の残りの者たちと戦い続けることを予告しました。まさにそのとおりのことが起きています。エホバの証人は,神の王国とその義の道を擁護する確固とした立場のゆえに,多くの国や地域で禁令下に置かれ,暴徒に襲われ,投獄され,強制収容所にほうり込まれてきたのです。

      現代の蛇の胤を暴く

      16 現代において,だれが蛇の胤の一部として暴かれてきましたか。どのようにですか。

      16 真のクリスチャンは,イエス・キリストに見倣い,手を緩めることなく恐れずに蛇とその胤を暴いてきました。1917年,当時聖書研究者として知られていたエホバの証人は,「終了した秘義」という本を出版し,その中でキリスト教世界の僧職者の偽善を暴き出しました。次いで1924年,「聖職者に対する告発」と題する決議を印刷して発表しました。それは国際的な規模で5,000万部配布されました。1937年,当時のものみの塔協会会長J・F・ラザフォードは,「摘発」また「宗教とキリスト教」という題の講演の中で,サタンの胤を強力に暴きました。翌年,同会長は,様々な国の50の大会に出席した聴衆が耳を傾ける中,英国のロンドンから,電話回線によって,「事実を見よ」という講演を行ないました。その1か月後,「全体主義か自由か」と題する話が,米国の広範なラジオネットワークを通じて放送されました。これに加えて,「敵」や「宗教」と題する書籍,また「暴露さる」という小冊子による強力な暴露もありました。現在65の言語で出版されている「啓示の書 ― その壮大な最高潮は近い!」という本aは,1920年代以来公表されてきた事柄に一致して,腐敗した政治支配者たちや貪欲で無節操な商業上の策謀家たちが蛇の胤の目に見える主要な構成員となっていることを明らかにしています。政治指導者たちは,偽り事によって民を惑わし,血の神聖さを少しも顧みず,エホバの僕たちを虐げる(こうして神の女の胤に憎しみを示す)ことを習わしにするとき,自分たちが蛇の胤の一部であることをまさに示しています。同じことが,商業上の策謀家たちについても言えます。そうした人たちは,金銭上の利得のためにはうそをついても何ら良心のとがめを感じず,病気の原因となることが知られている物を製造したり販売したりします。

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