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嫁と姑が円満に暮らす秘けつ目ざめよ! 1990 | 2月22日
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トミ子さんは,話し合うことが嫁のふじ子さんとの関係を改善するのに役立ったと述べています。『内密の話し合いのないところには計画のざ折がある』と,聖書は助言しています。―箴言 15:22。
話し合うとは,相手の気持ちも考えずにしゃべるということではありません。ここで知恵が本領を発揮します。「賢い者は」人の言い分を『聴きます』。時に姑は,言いたいことがあっても言うのをためらっている場合があります。嫁はそれを見抜いて,姑の心の内にあることを「くみ上げる」ようにします。そして答える前に「思いを巡らし」ます。―箴言 1:5; 15:28; 20:5。
タイミングも非常に大切です。「適切な時に話される言葉は,銀の彫り物の中の金のりんごのようだ」と,聖書は述べています。(箴言 25:11)登貴子さんも嫁も,相手が気を悪くしそうな意見を述べたいときには,よい機会が訪れるのを待ちます。「嫁に話したい事があれば,話す前によく考えるようにしています」と登貴子さんは言います。「言いたい点を心にしまっておいて,嫁の機嫌のいい時,おなかのすいていない時に話します。おなかがすいていると,いらいらしやすいですからね」。
賢い女性は姑の悪口,あるいは嫁の悪口を言いません。30年間姑と一緒に暮らした作家の田中澄江さんは,「嫁と姑に限らず,悪口は必ず相手につたわるものだ,ということを心しておきたいと思う」と書いています。そして,直接,間接に相手をほめることを勧めています。
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嫁と姑が円満に暮らす秘けつ目ざめよ! 1990 | 2月22日
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[9ページの図版]
よく耳を傾けまた話し合う
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