羊飼いの縛る家
(ひつじかいのしばるいえ)(Binding House of the Shepherds)
エズレルからサマリアに続く道路沿いにある場所。ここの水溜めのそばで,エヒウはユダのアハジヤ王の兄弟たちに出会い,彼らを打ち殺しました。(王二 10:12-14)その名前は,羊の毛を刈り取る作業を行ないやすいように羊を縛った家を示唆しているようです。聖書の訳本の中には,ベート・エーケドを「集まる家」と訳して,「羊飼いたち」(ハーローイーム)の集まる宿屋を示唆しているものもあれば,町の名前とみなしてこのヘブライ語の名前を翻字するにとどめているものもあります。一般に,現代のジェニーンの東北東約6㌔の所にあるベート・カード(ベト・カード)と同定されています。この場所には水溜めが幾つかあります。