ダニエルは,DVDを活用してメキシコ手話を学んだ
ダニエルは,耳が聞こえず,上手に意思を通わせることができなかったため,いらだって家族に当たり散らすことがよくありました。23歳だったころ,やはり耳の聞こえないホスエというエホバの証人から聖書を学ぶようになり,最初は手振りや身振りで,また絵で教えてもらっていました。その後,DVDを活用してメキシコ手話を学びました。
ダニエルは,聖書の教えを受け入れるようになり,聖書の言う「新しい人格」を身に着けていきました。「同情心,親切,へりくだった思い,温和,そして辛抱強さ」を特色とする人格です。(コロサイ 3:10,12)また,親に従い,親を敬うように,という聖書の勧めも真剣に受け止めました。(エフェソス 6:1,2)ダニエルの家族は,そうした変化に目をみはりました。実際,母親は目に涙を浮かべ,ホスエに,息子を精神面で助けてくれたことを感謝しました。2007年,ダニエルは資格を満たしてバプテスマを受け,エホバの証人となりました。