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    2009 エホバの証人の年鑑
    • 統治体がスロベニアに新しい支部を建設することを承認すると,兄弟たちはふさわしい土地を探し始めます。40ほどの候補地を調べた後,兄弟たちは首都から約20㌔離れた町カムニク近郊の土地を選びました。そこは美しい山々のふもとです。やがて,土地の使用に関する要求を満たし,建築許可を取得し,土地を購入し,建設会社と契約を結び,インターナショナル・サーバントたちも来ることになりました。作業は順調に進むかに見えました。

      しかし,計画が公になると,すぐに近所の住民の反対が始まります。着工予定日に,抗議行動を取る人々がバリケードで現場をふさぎ,中に入れないようにしました。次いで,建設反対の横断幕を掲げます。六日後の正午近くに,30人ほどの警察官がやって来て,バリケードの撤去作業を行なう市の作業員を守ります。反対者たちは警察官を罵倒します。その日は兄弟たちも建設会社の人も現場で働いていませんでした。工事はしばらく延期されていたからです。その間に反対は弱まり,兄弟たちは平和的な解決を図ります。

      現場を囲うフェンスは,抗議行動を取る人たちによって3回壊されましたが,1か月後,ついに工事が始まります。それ以後,妨害はありませんでした。実際のところ,当初エホバの民に加えられた攻撃はマスコミの注意を引き,最終的には良い結果になりました。テレビやラジオや新聞で,建設のことが150回余り報道されたのです。工事は約11か月後に完成し,2005年8月にベテル家族は新しい施設に引っ越しました。

      その後,兄弟たちと地域住民との関係は大きく変わりました。支部を見に来た近所の人も少なくありません。かつて反対していたある人は,後に建設に強い関心を示すようになり,わたしたちがどんな人で,その建物の中で何をするのかと尋ねてきました。完成した建物の中を案内された時には,温かい歓迎ぶりと建物の清潔さに感銘を受けました。その人は兄弟たちにこう語りました。「近所の人から,エホバの証人の味方になったのかとよく聞かれるんだが,そういう時は,『前は反対だったが,今はいい人たちだと分かったので味方している』と答えているよ」。

      2006年8月12日は喜びの日となりました。統治体のセオドア・ジャラズが約20か国から来た144人の聴衆に献堂式の話をしたのです。さらに,リュブリャナで開かれた特別集会では,スロベニア各地に加え,クロアチアとボスニア・ヘルツェゴビナから来た聴衆に話を行ない,出席者は3,097人でした。

  • 旧ユーゴスラビアの国々
    2009 エホバの証人の年鑑
    • [253ページの図版]

      スロベニア,カムニクの支部事務所,2006年

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