-
旧ユーゴスラビアの国々2009 エホバの証人の年鑑
-
-
スロベニアでは,多くの兄弟姉妹が迫害の犠牲になりました。例えば,38歳の鍛冶屋フランツ・ドロズグは武器を取ろうとしなかったため,1942年6月8日,マリボルでナチの兵士たちによって処刑されました。処刑を目撃した人たちが語ったところによると,フランツは「わたしは世のものではない」と記された板を首にかけられて銃殺されました。(ヨハ 17:14)フランツが強い信仰を持っていたことは,刑の執行の数分前に書いた手紙からも明らかです。そこにはこうあります。「親愛なる友へ。ルペルト,今日,死刑を宣告された。悲しまないでくれ。君と君の家のみなさんに愛を送る。神の王国で会おう」。
-
-
旧ユーゴスラビアの国々2009 エホバの証人の年鑑
-
-
[168ページの図版]
フランツ・ドロズグと手紙の複製
-